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善玉菌とは

善玉菌は、人体に有用なはたらきをする菌の総称で、腸内細菌全体の15~20%を占めます。

善玉菌のはたらき

善玉菌のはたらきには、以下のようなものがあると考えられています。

  1. 免疫機能を刺激して生体調節のためにはたらく。
  2. 悪玉菌の増殖を抑えて腸内の増殖を防ぐ。
  3. ビタミンB群、ビタミンK、葉酸、ホルモンなどを産生する。
  4. 整腸作用により下痢を抑える。
  5. 腸の蠕動運動を促進し便秘を防ぐ。
  6. 病原菌が腸内に侵入するのを阻止する。
  7. 発ガン性物質を分解する。
  8. 余分な塩分、糖分、脂質を排出する。
  9. 有害物質を排出する。

善玉菌の種類

善玉菌は、人体に有用なはたらきをする菌の総称で、主にビフィズス菌や乳酸桿菌、乳酸球菌(腸球菌)などの乳酸球菌群をさします。このうち腸内で優位な菌はビフィズス菌で善玉菌の約99.9%を占めるといわれています。
ブドウ糖から乳酸を作り出す能力を持つ細菌の総称を乳酸菌といい、現在、乳酸菌は約350もの種類があり、ヒト腸内菌は、エンテロコッカス属(球菌)、ストレプトコッカス属、ラクトバチルス属(桿菌)、ビフィドバクテリウム属(ビフィズス菌)の4属種に分けられます。
乳酸菌球菌や乳酸桿菌はブドウ糖を分解することによって乳酸を作り出すのに対し、ビフィズス菌は乳酸だけではなく酢酸も作り出します。

ビフィズス菌

ビフィズス菌は乳酸菌の100倍以上多く腸内に存在し、全腸内細菌の約10%を占める腸内善玉菌です。
ビフィズス菌は、約30種類が発見され、そのうち人間の体内で確認されているのは約10菌種です。
ビフィズス菌の主なはたらきは、腸内の環境を整え、抗アレルギー作用、ビタミンB群の生成などのはたらきがあります。

乳酸桿菌(ラクトバチルス属)

乳酸桿菌、一般的に乳酸菌といえばラクトバチルス属のことを指すことが多く自然界にも広く分布しており、70種類以上も存在していている乳酸菌です。
腸内の乳酸桿菌には、ガセリ菌やアシドフィルス菌などがあります。
乳酸桿菌の主なはたらきは、悪玉菌を抑え、腸内環境を整える働きがありまです。

乳酸球菌(エンテロコッカス属)

乳酸球菌はもともと人間の腸内に存在する乳酸菌株の一つで、「腸球菌」ともいわれ、大腸に多く存在しています。
乳酸球菌の主なはたらきは、整腸効果があり、善玉菌を増やし、便通をよくし、コレステロールや中性脂肪を低下させる効能、白血球の働きを高めて免疫力を強くするなどの効能があります。

ストレプトコッカス属

ストレプトコッカス属は、球菌の一種で小腸上部に存在します。

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