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助産師からママと赤ちゃんへ分娩の時期の経過 : 分娩のながれ

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分娩の前兆から胎盤の娩出までの分娩のながれを理解するための基礎知識、分娩の時期の経過について。
分娩のながれを理解するために分娩の経過、前駆期、分娩第1期(開口期)、分娩第2期(娩出期)、分娩第3期(後産期)、分娩第4期について。

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分娩の時期の経過

分娩とは、胎児、および胎児付属物(胎盤、卵膜、臍帯、羊水)が娩出力(陣痛・子宮収縮と腹圧)によって子宮から母体外に完全に排出、あるいは娩出され妊娠を終了する現象をいいます。

分娩の時期の分類とは

分娩の経過は、前駆期、分娩第1期(開口期)、分娩第2期(娩出期)、分娩第3期(後産期)、分娩第4期に分けることができます。

前駆期とは

分娩の開始前兆が現れる時期をいいます。

分娩第1期(開口期)とは

分娩第1期(開口期)とは分娩開始から子宮口が全開大するまでの期間をいいます。
陣痛周期10分あるいは陣痛頻度1時間に6回以上の陣痛開始時期をもって分娩開始時期と定義されます。
分娩第1期の平均所要時間は、初産婦では10~12時間、経産婦では4~6時間です。
陣痛は、次第に強くなり、陣痛発作持続約60秒、間隔2~3分に短縮し、子宮頚管はしだいに展退かつ開大し、児頭は回旋しながらしだいに下降していきます。
子宮頚管は、通常は既に熟化(軟化)しており、子宮収縮により上方への牽引や胎胞により押し広げられ展退や開大が徐々に進行します。
通常は、この時期の末期には陣痛発作時の強い子宮内圧により胎胞が破綻し、前羊水が流出し、破水がおこります。

分娩第2期(娩出期)とは

分娩第2期(娩出期)とは子宮口が全開大してから胎児が産道を下降して娩出されるまでの期間をいいます。
分娩第2期の平均所要時間は、初産婦で1~2時間、経産婦で30~1時間です。
この間、陣痛は最も強くなり、随意的に腹圧を加えることにより娩出力はさらに強くなります。児頭下降はさらに速くなりなり、陣痛発作時に反射的かつ不随意に腹圧が加わるようになり、児頭の第2回旋は終了し、排臨、発露を経て第3回旋しながら第4回旋をおこし娩出する。

分娩第3期(後産期)とは

胎児娩出から胎盤ならびに卵膜、臍帯の娩出が完了するまでの期間をいいます。
分娩第3期の平均所要時間は10~15分です。
胎児娩出後、しばらくして後産陣痛が出現して胎盤の母体面は脱落膜から剥離し、血液とともに娩出します。

分娩第4期とは

分娩を終了してから2時間の期間をいいます。

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