分娩第4期とは
分娩第4期とは、分娩終了後の約2時間の時期をいいます。
分娩第4期の意義
分娩終了後のこの時期には、産道の裂傷、子宮の弛緩による異常出血が起こることがあるため、注意が必要で便宜上分娩第4期としています。
分娩第4期までの出血量が500ml以上の場合は多量出血と定義されています。
分娩第4期の経過
胎盤娩出後は、産道、会陰の裂傷の有無の確認、裂傷部位の縫合などが終わると清拭、更衣などをすませ、2時間後までは安静に過ごします。その間は子宮収縮状態や出血の状態、裂傷部位の状態、産婦の一般状態などの観察がおこなわれます。
赤ちゃんとの面会
赤ちゃんの状態が良好であれば、できるだけ早期にママとの面会がおこなわれ、母乳を直接吸わせる施設もあります。
家族との面会
母親の状態に問題がなければ、清拭などの処置が終わり落ち着いたら、パパなどの家族との面会がおこなわれます。
赤ちゃんの状態が安定しているようであれば、抱っこしてもらったりします。
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