妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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分娩開始の前兆

分娩のはじまりはそれぞれの人で違っています。 一般的には分娩開始の前兆として産徴(おしるし)や前駆陣痛がみられます。

産徴(おしるし)

分娩が近づくと子宮口が徐々に開き、胎児を包んでいる卵膜が子宮内壁からはがれ粘液に血液が混じったおりものがみられることがあります。
色は茶褐色からピンク色までさまざまで、量も下着に少量つく程度から月経の終わりくらいの量とかなりの差があります。ただし、おしるしがあってもすぐに分娩がはじまるとはかぎらず、人によってはおしるしから陣痛開始まで数日かかることもあります。なかにはおしるしがないまま分娩がはじまる人もいます。
注意しないといけないことは、分娩が近づいたときの心配な出血もありますから出血の量が多い、赤い出血が流れ出ることが続く、おなかの張りや痛みが長い間続いたり、激しい痛みがあるときには受診をしてください。

前駆陣痛

前駆陣痛とは妊娠の末期に出現する子宮収縮です。
一般的には不規則で弱い陣痛様の子宮収縮で腰痛、下腹部痛を伴います。
ときに強い痛みを感じることがあるため分娩陣痛と間違うことがありますが、前駆陣痛の場合は、経過をみているうちに軽快、消失し、おさまってしまいます。
一時的に収縮の頻度と強さが増すこともあるため分娩開始と誤って入院することもありますが、そのような場合は退院となります。
痛みを伴う子宮収縮を感じた場合は、時計を見ながら痛みを感じた間隔を記録してみましょう。
ただし、痛みが激しい場合や痛みが治まらない場合、出血が多い場合には病院に連絡しましょう。

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