妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
スポンサーリンク

乳幼児身体発育曲線のページ

母子健康手帳には、乳児身体発達曲線 ・乳児身体発達曲線 男の子・女の子(平成22年調査)、幼児身体発育曲線 男の子・女の子(平成22年調査)が掲載されています。
身長・体重・頭囲の身体発育曲線はパーセンタイル法で表せています。パーセンタイルとは、計測値の統計的分布の上で小さいほうから数えて何パーセント目にあたるかを示す統計的表示法です。
乳幼児の発育・発達をみる目安となります。計測した機会があれば記入しましょう。

乳児身体発育曲線(平成22年調査)・男の子と女の子

乳児身体発育曲線は、横軸に月齢、縦軸に身長・体重をグラフで表せる曲線です。
月齢ごとの身長や体重などの3パーセンタイル値と97パーセンタイル値を折れ線グラフで示し、その範囲に色をつけて帯グラフにして表示しています。この帯グラフの中には、赤ちゃん全体の94%が入ると母子健康手帳には記載されています。
また、グラフの下には首すわり、寝返り、ひとりすわり、つかまり立ち、はいはい及びひとり歩きが記載されています。この矢印は、約半数の子どもができるようになる月・年齢から約9割の子どもができるようになる月・年齢までの時間を表したものです。
乳児期は、もっとも発育する時期ですが、出生体重や在胎週数、母乳かミルクか栄養法、乳児の状態などにより発育や発達が個人差がみられる時期ですから発育曲線に沿っていれば心配はありません。
特に小さく産まれた赤ちゃんは、成長の速度が母子手帳に書かれた標準的な目安よりゆるやかなためママが自分を責めたり精神的苦痛を感じていることが問題となっており、こうしたママを支援するため、母子手帳を補完する新たな手帳を作る動きが広がっています。

幼児身体発育曲線(平成22年調査)・男の子と女の子

幼児身体発育曲線は、横軸に年齢、縦軸に身長・体重をグラフで表せる曲線です。
帯の中には、年齢の94パーセントの子どもの値が入ります。乳幼児の発育は個人差が大きいのですが、このグラフを一応の目安としてください。
なお、2歳未満の身長は寝かせて測り、2歳以上の身長は立たせて測ったものです。
幼児期は、身長の伸びが目立つようになり、赤ちゃん体型から皮下脂肪も減って子どもの体型となっていきます。

幼児の身長体重曲線(平成22年調査)・男の子と女の子

幼児の身長体重曲線は、肥満ややせといった栄養状態の評価だけでなく低身長、高身長などの成長異常の早期発見、早期治療を行うことができます。
子どものからだつきは成長とともに変化し、個人差も大きいのですが、この曲線を肥満とやせの一応の目安としてください。「ふつう」に入らないからといってただちに異常というわけではありませんが、心配な場合は医師等に相談しましょう。
身体計測を行ったときはこのグラフに記入し、成長に伴う変化をみるようにしましょう。

スポンサーリンク