妊婦自身の記録のページ
妊婦自身の記録のページは、平成24年の改訂により追加され、妊娠3か月から妊娠10か月までそれぞれの妊娠月数ごとに妊婦自身で記入できるようになっています。
妊婦自身の体調だけでなく不安や疑問、うれし気持ちなどを記入しておくことで妊娠から出産にかかわる医療スタッフと情報の共有ができ妊婦健康診査や保健指導に役立ちます。
妊婦自身の記録（1）
ご自身の体調や妊婦健康診査の際に尋ねたいこと、赤ちゃんを迎える両親の気持ちなどを記録しておきましょう。
＜妊娠3か月＞妊娠8週～妊娠11週（ 月 日～ 月 日）
※妊娠・出産について気軽に相談できる人を見つけておくと安心です。
つわりや便秘、赤ちゃんが無事に育っているか不安を感じたりイライラしたりすることが多くなりつらい時期でもあります。
つらいことや不安に感じていることを書き留めておき、パパや医師、助産師、看護師に話しましょう。
＜妊娠4か月＞妊娠12週～妊娠15週（ 月 日～ 月 日）
※妊娠初期の血液検査結果を確認しましょう（以降も各種検査結果について確認しましょう。）
※里帰り出産を予定している場合は、医師や助産師、家族と話し合い、準備しましょう。
徐々につわりが治まり、体調もよくなり食欲も戻り、気分がよくパパとの会話なども書いておくのもよいでしょう。
妊婦自身の記録
- 最終月経開始日
- この妊娠の初診日
- 胎動を感じた日
- 分娩予定日
※働く女性は、妊婦健康診査で医師等から指導（予防的措置も含みます。）があった際は、「母性健康管理指導事項連絡カード」を活用しましょう。
妊婦自身の記録（2）
ご自身の体調や妊婦健康診査の際に尋ねたいこと、赤ちゃんを迎える両親の気持ちなどを書き留めておきましょう。
＜妊娠5か月＞妊娠16週～妊娠19週（ 月 日～ 月 日）
※働く女性・男性のための出産、育児に関する制度を確認しましょう。
妊娠中期に入り、胎盤も完成し、安定期に入ります。
＜妊娠6か月＞妊娠20週～妊娠23週（ 月 日～ 月 日）
※胎動を感じた時の気持ちを書いておきましょう。
ほとんどのママが胎動を自覚します。
※妊婦健康診査は必ず受けましょう。
妊娠中は、気がかりなことがなくても身体にはいろいろな変化が起こっています。きちんと妊婦健康診査を受けましょう。
妊娠中注意したい症状次のような症状は、母体や胎児に重大な影響を及ぼす病気の症状かもしれませんので、医師に相談しましょう。
むくみ・性器出血・おなかの張り・腹痛・発熱・下痢・がんこな便秘・ふだんと違ったおりもの・強い頭痛・めまい・はきけ・嘔吐など。
また、つわりで衰弱がひどいとき、イライラや動悸がはげしく、不安感がき強いとき、今まであった胎動を感じなくなったときはすぐに医師に相談しましょう。
妊婦自身の記録（3）
ご自身の体調や妊婦健康診査の際に尋ねたいこと、赤ちゃんを迎える両親の気持ちなどを書き留めておきましょう。
＜妊娠7か月＞妊娠24週～妊娠27週（ 月 日～ 月 日）
大きくなった子宮で、消化器が圧迫されたり、反身は強くなったり、骨盤の関節は緩み強くなったりすることでさまざまな不快な症状が起こってきます。
＜妊娠8か月＞妊娠28週～妊娠31週（ 月 日～ 月 日）
妊娠後期に入り、子宮はさらに大きく重くなるため転倒・転落、お腹の張りや痛みに注意しましょう。
妊婦自身の記録
- 出産前後の居住地：住所・電話番号
- 妊娠・分娩に係わる緊急連絡先（知らせて欲しい人）：氏名・電話番号
- 胎動を感じた日
- 分娩施設へのアクセス方法：自家用車・タクシー・徒歩・その他・所要時間（ 時間 分）
- 出産前後、家事や育児を手伝ってくれる人
妊婦自身の記録（4）
ご自身の体調や妊婦健康診査の際に尋ねたいこと、赤ちゃんを迎える両親の気持ちなどを書き留めておきましょう。
＜妊娠9か月＞妊娠32週～妊娠35週（ 月 日～ 月 日）
※出産に備えて連絡先や分娩施設に持参するものを確認しておきましょう。
※出産や産後の生活について、不安な点や不明な点はかかりつけの医療機関や市町村の保健師などに相談しましょう。
お腹の張りや出血に注意し切迫早産の兆候があれば受診しましょう。
＜妊娠10か月＞妊娠36週～妊娠39週（ 月 日～ 月 日）
臨月に入り、ママの体はお産に向けて変化します。陣痛の開始、破水、異常な出血などに注意しましょう。
妊娠40週～（ 月 日～ 月 日）
※出血や破水、おなかの強い張りや痛み、胎動の減少を感じたら、すぐに医療機関で受診しましょう。
出産日（ 月 日～ 月 日）
※赤ちゃん誕生を迎えた両親の気持ちを記入しておきましょう