妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
スポンサーリンク

母子健康手帳とは

母子健康手帳は、一般的に「母子手帳」をよばれます。
母子健康手帳は、母子保健法第16条に「市町村は、妊娠の届出をした者に対して、母子健康手帳を交付しなければならない」と規定されています。
母子健康手帳の内容は、厚生労働省により定められています。
母子健康手帳は妊娠中の経過や妊婦の健康状態、出産の状態、出産後の母体の経過、新生児から6歳までの健康診査や保護者の記録、乳幼児身体発育曲線、予防接種の記録など妊娠、出産、育児を一貫して記録するものでこの記録を参考として保健指導や健康診査を行うことを目的に交付されています。
妊娠中の経過、乳幼児期の健康診査の記録、予防接種の記録、乳幼児身体発育曲線など妊産婦自身や医師・保健の担当者が記録する妊産婦や新生児・乳幼児の記録に関する部分は省令様式で全国統一となっていますが、表紙のデザインやサイズ、妊産婦の健康管理や新生児・乳幼児に養育に必要な情報、予防接種や母子保健に関する情報、母子健康手帳を利用するにあたっての留意事項などの任意様式の部分は市町村の任意で決定されています。
母子健康手帳が10年ぶりに大幅な改正がなされ、平成24年4月1日から全国の市町村で交付されています。

母子健康手帳の意義

母子健康手帳は、母と子の健康と成長の記録であると同時に妊娠と育児に関する育児書ともなっています。
妊娠中の状況、出産時や産後の母体の経過、乳幼児から6歳までの成長の過程や保健指導、健康診査の結果などについて、医師や助産師、保健師などが記録し、さらに本人や保護者が確認して記録するようになっています。また、児の予防接種記録も兼ねています。

母子健康手帳は世界にも

日本の母子健康手帳と妊婦健康診査などのシステムは諸外国での評価も高く、日本以外の国で例えば、韓国、タイ、インドネシア、ブータンなどでは開発や普及活動が行われています。また、JICAやユニセフ、NGOなどの協力でベトナムやカンボジアなどでは普及プロジェクトが推進しています。
このように日本の母子管理、母子健康手帳はすばらしい制度だといえます。

スポンサーリンク