妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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子宮の回復(子宮復古)

分娩が終わるとママの身体は急速に妊娠前に戻っていきますが、なかでも子宮や膣などの変化は著しいものがあります。
子宮が妊娠前の状態に戻る現象を子宮復古といい、子宮が妊娠前の大きさに戻るのには産後6~8週間かかります。
妊娠により大きくなった子宮は、分娩直後から急速に収縮し復古を開始します。
子宮復古は、子宮筋繊維の萎縮と退行性変化によるものです。
子宮が収縮することにより胎盤が剥がれた後の子宮壁からの出血を圧迫することで止血することができます。
すなわち胎盤が出た後の子宮収縮の良否は分娩後の出血を左右します。
子宮復古は、子宮の回復のみに影響するだけでなく、母体の全身状態の回復、ひいては赤ちゃんにも影響を与えることになります。
子宮復古の経過は、母体の状態、動静、授乳など乳頭への刺激などに関係します。
子宮復古の状態は、腹部の触診による子宮底の高さ、子宮の硬度などの子宮収縮の状態と悪露の性状により判断されます。

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