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助産師からママと赤ちゃんへ母乳の成分 | 母乳とミルクの子育て

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母乳育児、ミルク育児に関する正しい知識をもつことで素敵な授乳タイムになります。母乳の成分について。
母乳、初乳、移行乳、成乳の特徴、前乳と後乳などの説明、初乳と成乳のカロリーや成分の比較について。

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母乳の成分

母乳は出産後から初乳、移行乳、成乳と変化します。

初乳

出産後の数日間の乳汁は黄色味を帯びており、粘性が高く、蛋白質及びミネラルを豊富に含んだ特別な母乳がつくられます。
この特別な母乳は初乳と呼ばれ、多量の抗体や成長因子を含んでいます。
赤ちゃんの消化管を促し、初めての予防接種と同様な抗感染作用を促進させます。
初乳には腸の働きを促進し、胎便の排泄を促し、消化管からビリルビンを排出することによって病的な新生児黄疸を防ぎます。たとえ少量でも初乳は赤ちゃんが最初の数日間に必要としているもののすべてです。

移行乳

産後5日から母乳は量が増え、色・外見や成分も変わってきます。
免疫グロブリンや蛋白質の含有量が減少する一方で、脂肪分や糖分が増加します。

成乳

産後10日~2週間になると、白色でかすかに甘みをおび、初乳に比較し、さらっとした感じの乳汁が分泌されるようになります。
初乳に比べて脂質、糖質含有量が高く(逆に蛋白質とミネラル含有は減少する)なり、この頃のエネルギー消費が盛んな赤ちゃんに対応できるような組成に変化し、母乳成分濃度もほぼ一定となります。

前乳と後乳

前乳とは授乳開始早期に分泌される母乳で、水分やラクトース(乳糖)を多く含んでいます。前乳は赤ちゃんに水分を補給するとともに水溶性ビタミンとたんぱく質を供給します。前乳に含まれる脂肪は後乳よりも少ない。
後乳とは1回の授乳の後半に分泌される母乳で、赤ちゃんの主なカロリー源であり、脳の発達に不可欠なドコサヘキサエン酸(DHA)やアラキドン酸(AA)などの長鎖多価不飽和脂肪酸やビタミンA・D・E・Kなどの脂溶性ビタミンが多く含まれています。
後乳の脂肪含有量は、前乳より2~3倍です。
このように授乳の前半と後半では成分が異なるため、授乳中に左右を早く切り替えると赤ちゃんはカロリーの少ない前乳のみを飲んでしまうことになります。

単純性血管腫の経過

発症は生下時よりみられ自然消退しませんが、皮膚の厚さが加齢に伴って厚くなるため褪色する場合もあります。しかし反対に色が濃くなったり、腫瘤を形成する場合もあります。

母乳の成分

組成 単位 初乳(出生5日以内) 成乳(出生30日以内)
カロリー kcal 67 70
糖質 乳糖 g 5.3 7.3
蛋白質 総蛋白 g 2.3 0.9
カゼイン 140 187
ラクトフェリン 330 167
IgA 364 142
脂質 脂肪 g 2.9 4.2
コレステロール 27 16
ビタミン ビタミンA μg 89 47
βカロテン μg 112 23
ビタミンD μg - 0.04
ビタミンE μg 1280 315
ビタミンK μg 0.23 0.21
ミネラル カルシウム mg 23 28
ナトリウム mg 48 15
カリウム mg 74 58
クロル mg 91 40
μg 45 40
亜鉛 μg 540 116
PH 7.7 6.8
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