ゲップの出し方
赤ちゃんはミルクと同時に多量の空気を飲み込んでしまいます。
赤ちゃんの胃は大人と比べると縦型で食道と胃の結合部の括約筋が弱いため、飲み込ん空気をゲップとして出しやすい構造になっています。
このため飲み込んだ空気と一緒にミルクを吐いてしまいといえます。
吐いたミルクが気管に入ったり、詰まらせたりする危険性があるため、授乳の後にはしっかりとゲップを出させる必要があります。
ゲップを出すときの抱き方
赤ちゃんのゲップの出し方は、抱き方によっていくつかの方法があります。
基本の方法としては、赤ちゃんを肩に担ぐ方法と赤ちゃんをママの太ももに座らせる方法があります。
赤ちゃんを肩に担ぐ方法
- 利き手と反対側のママの肩にガーゼやタオルをかけておきましょう。
- 赤ちゃんを縦に抱きにしましょう。
- ママの利き手は赤ちゃんのお尻、利き手の反対の手は赤ちゃんの頭を支え、よいしょと利き手と反対側の肩の上に赤ちゃんの顔をのせましょう。
- ママの肩の上に赤ちゃんの顎をのせ、やや上向きに顔を挙げましょう。
- 赤ちゃんの背中がまっすぐになるような姿勢にしましょう。
- 利き手の反対の手で赤ちゃんのお尻を支え、利き手で赤ちゃんの腰から背中の方向にトントンと軽く叩いたり、腰から背中に向かってさすり挙げたりしてあげましょう。
赤ちゃんを太ももに座らせる方法
- 赤ちゃんをママの膝に座らせましょう。
- ママの利き手の反対の腕に赤ちゃんをのせましょう。
- 沐浴のときのように、赤ちゃんの右の脇に手を入れ、右肩をつかみ赤ちゃんを支えましょう。
- 赤ちゃんをやや前かがみの姿勢にしましょう。
- 利き手で赤ちゃんの腰から背中の方向にトントンと軽く叩いたり、腰から背中に向かってさすり挙げたりしてあげましょう。
その他の方法
なかなかゲップが出ない場合には、
- 赤ちゃんをたて抱きに、リズミカルにママが歩いてみましょう。
- ママが座って膝を立て、両膝の上に赤ちゃんを腹ばいに寝かせ、背中を軽く叩いたり、さすったりしてあげましょう。
- ママが座って膝を立て、両膝の上に赤ちゃんを仰向けでしばらく寝かせた後、もう一度抱っこしてゲップを出してみましょう。
ゲップの出し方のコツ
- 赤ちゃんの姿勢をやや前かがみにしましょう。
- 背中を叩いたり、さすったりするときには腰から肩甲骨に向かって。
- 背中を叩く手のひらはやや丸く、手のひらに空気をすくった感じで。
- しばらくゲップを出そうとして出ないときには、いったん赤ちゃんを横に寝かせてみましょう。
- 空気の飲み込みが多い赤ちゃんの場合は、授乳の途中でゲップを出してあげましょう。
ゲップがどうしても出ないとき
どうしてもゲップが出ない場合には、赤ちゃんを横向きにして寝かせましょう。
赤ちゃんの背中に丸めたバスタオルやクッションを敷き、背中を支えてあげると良いでしょう。
仰向けに寝かせる場合は、お布団の下に座布団やクッションを敷き入れ、上半身が上がるようにしましょう。
ゲップが出ないまま眠ったときには、こまめに赤ちゃんの様子をみてあげましょう。寝ている間にミルクを吐いたりすることがありますから注意しましょう。
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