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助産師からママと赤ちゃんへ新生児の脂腺母斑 | 新生児の注意が必要な症状

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新生児を理解するするための基礎知識として新生児の注意が必要な症状の新生児の脂腺母斑について。
新生児の頭皮に多くみられ脂腺母斑皮脂を分泌する皮脂腺が異常に増殖する脂腺母斑の特徴、分類、定義、症状、経過、検査、治療などについて。

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新生児の脂腺母斑

新生児には中毒性紅斑やサーモンパッチなど様々な皮膚症状の他、血管内皮細胞が異常増殖する良性腫瘍である血管腫がみられます。

脂腺母斑とは

皮脂を分泌する皮脂腺が異常に増殖して、それが細長く集まってできるあざです。
皮脂腺の多い部位に見られるもので頭皮に多く現れます。
多くは単発性です。他の母斑と同様に、体が大きくなるのに比例してこの母斑も大きくなります。注意することは加齢と共に脂腺母斑から続発性に腫瘤が発生することです。その頻度は本母斑の約20%と言われています。続発性腫瘤には良性腫瘍と悪性腫瘍があり、母斑表面に変化が見られたときには注意が必要です。続発性腫瘤の発生年齢は平均30~35歳とされますが、まれに10歳以下の例もあります。したがって、欧米や本邦でも脂腺母斑は禿髪や盛り上がって汚いといった整容面ばかりでなく、皮膚癌などなどになりやすいので比較的低年齢でも治療対象となります。また列序性の脂腺母斑に痙攣、精神遅延などの中枢神経障害を合併することがあり脂腺母斑症候群と呼ばれ、眼、口腔内、心血管系、骨などに先天異常を伴うので注意が必要です。

脂腺母斑の分類

脂腺母斑は3期に分類されます。

脂腺母斑の第1期

出生時または幼少時から見られる黄色調を呈する母斑で乳幼児期では皮膚表面は正常色調で平らから軽度の凹凸となります。

脂腺母斑の第2期

脂腺の発達する思春期以降ではしだいに顆粒状に隆起し、色調も加齢により褐色調を帯びてきます。また頭部に発生すると毛髪を欠くことになります。

脂腺母斑の第3期

成人期で加齢とともに種々の続発性皮膚腫瘍を生じる。

脂腺母斑の原因

脂腺母斑の発症原因はわかっていませんが、皮脂腺を含んだ皮膚組織の異常だと考えられています。

脂腺母斑の治療

加齢に伴い続発性腫瘤が発生するため、一般的には積極的に外科的治療が行われます。
切除術後には瘢痕が必ず残るため、顔面や手では術後の瘢痕を考えた切除・縫合方法が必要です。年齢、母斑の大きさ、手術方法によっては全身麻酔が必要となります。

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