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助産師からママと赤ちゃんへ産後・産褥用語辞典『さ』 | 産後・産褥用語辞典

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産後・産褥を理解するための基礎知識として産後・産褥用語辞典『さ』の項目。
産後・産褥に関する医学用語、専門用語、略語である、産後うつ病、産褥期、産褥体操など『さ』で始まる用語や略語を検索。

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産後・産褥用語辞典『さ』

『さ』で始まる出産後・産褥に関する医学用語、専門用語、略語

産後うつ病(さんごうつびょう)

分娩後1から2ヶ月以内、特に2週間以内に発症することが多い精神障害で、うつ状態を呈する。産後うつ病は全褥婦13~14%の頻度を占めるといわれています。
産後うつ病の発症頻度は欧米と比べると低く、その理由として里帰り分娩など、わが国にみられる特殊な社会的背景との関連が指摘されています。症状としては、抑うつ、不安、不眠、食欲不振、自責間などの感情障害を主体とする。軽いうつ状態からほとんど何もできなくなる重度のものまでさまざまです。

産後休暇(さんごきゅうか)

労働基準法第65条により、使用者は、産後8週間を経過しない女性を就業させてはならない。ただし、産後6週間を経過した女性が請求した場合、医師が支障がないと認めた業務に付かせることはできます。

産褥期(さんじょくき)

分娩が終了し、妊娠・分娩に伴う母体の生理的変化が非妊時の状態に回復するまでの期間をいい、その期間は6~8週間です。その期間にある婦人を褥婦といいます。

産褥精神病(さんじょくせいしんびょう)

分娩後数日以内に発症する急性で重篤な精神病。一般には予後は良好であるが、臨床上、早急な介入が必要となる疾患です。産褥精神病の定義は確立されておらず、既往の精神病が産褥期に単に発症するという見解と、産褥期に特有で独立した疾患であるという2つの見解に分かれています。発症頻度は出産1000に対し、1から68で産後うつ病に比較して低い。さらに入院を要する重症の産褥精神病は出産1000に対して12~22で、人種や文化との関連は少ないと言われています。
症状は一般には、情緒障害が著名であり、意識変容を伴う病像を示します。初期症状は不眠、不安、焦燥感、困惑、奇妙な言動などで、数日の経過のうちに病的体験や思想が顕在化し、行動がまとまらず、情緒が不安定になり、幻想や妄想が出現して、強い錯乱に至ることが多いく、症状は急激に悪化するが、経過は良好です。

産褥体操(さんじょくたいそう)

妊娠や分娩によって弛緩した腹筋や骨盤底筋などの筋肉の緊張を回復させる、妊娠中の胎児の成長に伴って重心の位置が変化した姿勢を正しい姿勢へと矯正する、血液循環を促進し妊娠や分娩によって変化した循環血液動態を非妊時の状態に戻し、疲労の回復を促す、運動によって悪露の排出を促し、子宮復古を促進する、身体を動かすことで気分を爽やかにし、自己の健康への関心を高めるなどの効果が期待できる産後に行われる体操で、正常な分娩経過の褥婦の場合、分娩後半日ほどして分娩時の疲労が強くなければ複式深呼吸や胸式深呼吸、手関節や足関節の軽い運動などの軽い運動から開始し、産褥経過とともに伸展や回旋、屈曲などの動きを組み合わせ徐々に全身運動へ拡大していきます。

産褥熱(さんじょくねつ)

産褥期に発生する、性器の細菌感染に由来する熱性疾患をいいます。臨床的には、産褥24時間以降10日間に38℃以上の発熱が2日以上持続する場合をいいます。原因菌としては大腸菌などが多い。

産褥無月経(さんじょくむげっけい)

産褥期から授乳期にみられる生理的な無月経をいいます。無月経はプロラクチンと関係し、その期間は授乳の有無により大きく左右されます。非授乳婦では乳頭の吸引刺激が少ないため、プロラクチンの卵巣機能抑制が比較的弱く、卵巣機能回復が早く、無月経の期間が短くなります。分娩後の初回月経は、無排卵性月経のことも多いのですが、ただし月経発来前に排卵を認めることもあり、妊娠することも有り注意が必要です。

産瘤(さんりゅう)

児の先進部の先端を中心にできる境界不明で児頭の縫合、泉門に関係なくい柔らかい腫瘤をいいます。児の先進部は産道と接触する部で強く圧迫されるため、その先進部にうっ血や血漿の滲出を生じて腫瘤譲渡なります。
産瘤は娩出期に生じ、産道抵抗が大きく、児が長くとどまるほど大きい。分娩直後がもっとも大きく、分娩後24時間から36時間で消失します。

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