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助産師からママと赤ちゃんへ妊娠用語辞典・『H』:妊娠用語辞典

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妊娠を理解するための基礎知識として妊娠用語辞典『H』の項目。
妊婦健診で使われる専門用語、医学用語、略語を中心に妊娠に関する用語、HBV(B型肝炎ウイルス)、hCG (ヒト絨毛性ゴナドトロピン))など『H』で始まる妊娠に関する専門用語、医学用語、略語を検索。

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妊娠用語辞典・『H』

『H』で始まる専門用語、医学用語

HA(Habitual Abortion)【習慣流産】

妊娠22週未満の流産を3回以上繰り返した場合をいいます。

HAV(Hepatitis A Virus)【A型肝炎ウイルス】

A型肝炎はA型肝炎ウイルスによって起こされる急性のウイルス性肝炎です。
潜伏期は、は2~6週間、平均30日でありHAV量が多くなると短くなります。
まれに劇症化を示す場合もありますが、慢性化することはありません。ほとんどが1~2ヶ月で治癒します。
原因としては牡蠣(かき)の生食がいわれています。A型肝炎患者の約70%に生牡蠣の摂取の既往があります。したがってA型肝炎は冬期に多発します。

HBV(Hepatitis B Virus9【B型肝炎ウイルス】

B型肝炎はHBVが血液・体液を介して感染して起きる肝臓の病気です。
B型肝炎ウイルス(HBV)は、ウイルスに感染している人の血液、または体液を介して感染します。感染経路は主に、HBVに感染している母親から、生まれた子供への感染(母子感染:垂直感染)と、それ以外による感染(水平感染)があります。
日本のHBV感染者は120万~150万人いるとされていますが、その多くは母子感染防止策がとられる以前の母子感染によるもので、現在では、母子感染防止策がとられており、新たな母子感染はほとんど起きていません。
水平感染の原因として以前は、医療従事者の針刺し事故や予防接種での注射器の使いまわし、HBVに汚染された血液の輸血に伴う感染がありました。しかし、ワクチンの接種や医療環境の整備、献血された血液に対する適切な検査の結果、これらを原因としたHBVの感染は現在ではほとんど起きていません。
その他の原因に、性交渉、ピアスの穴あけや入れ墨などで器具を適切に消毒せず繰り返し使用した場合、注射器を共用し麻薬などを注射した場合などがあります。

HBeAb(Hepatitis B virus Antibody)【B型肝炎e抗体】

HBVの肝炎ウイルスマーカー検査の抗原系を調べる、HBe(e:envelope;HBVの最外殻。
HBe抗体:HBe抗原に対する抗体。HBVの感染を防御する働きはない。ウイルス量と増殖が落ち着いている状態で、感染力が弱いことを示す。

HBeAg(Hepatitis B virus Aantigen)【B型肝炎e抗原】

HBVの肝炎ウイルスマーカー検査の抗原系を調べる、HBe(e:envelope;HBVの最外殻)HBe抗原:HBVが増殖する際に過剰につくられる蛋白質。肝臓でHBVが活発に増殖している状態で、感染力が強いことを示す。

HBsAb(Hepatitis B surface Antibody)【B型肝炎s抗体】

HBVの肝炎ウイルスマーカー検査の抗原系を調べるHBs(s:surface;HBVの表面)
HBs抗体:HBs抗原に対する抗体。過去にHBVに感染したがウイルスが排除されている場合や、HBワクチンを接種すると陽性(+)になる。
HBVの感染を防御する働きがあり、HBVに対する免疫ができていることを示す。

HBsAg(Hepatitis B surface Antigen)【B型肝炎s抗原】

BVの肝炎ウイルスマーカー検査の抗原系を調べるHBs(s:surface;HBVの表面)
HBs抗原:HBVの外殻を構成する蛋白質の1つ。HBV感染の有無を判定する際に調べられる。

hCG(Human Chorionic Gonadotropin)ヒト絨毛性ゴナドトロピン

妊娠が成立すると、発育する受精卵の一部から作られる胎盤の絨毛組織から分泌される性腺刺激ホルモンです。
この hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)は、主に黄体を刺激してプロゲステロンの産生を促し、妊娠の維持に関与している重要なホルモンです。
hCGは、妊娠2~3ヶ月くらいにたくさん作られ、出産まで分泌しつづけます。

Hct(Hematocrit)【ヘマトクリット】

ヘマトクリットとは、一定量の血液中に含まれる赤血球の割合を調べる検査です。
基準値、男性は40~52%、女性は35~47%
ヘマトクリット値が低ければ、血液が薄いということを意味しているので、貧血が疑われます。大部分は女性に多い鉄欠乏性貧血、ついで多いのが悪性貧血、再生不良性貧血、白血病やがんの転移による貧血です。
逆にヘマトクリット値が高ければ、血液はどろどろの状態で流れにくく、詰まりやすくなります。この場合、多血症が疑われます。多血症は赤血球を作る骨髄の組織が異常増殖する一種のがんと考えられますから、治療が必要となります。また、脱水症などの体液の異常などでも高値を示します。ただし、新生児や生理前の女性にみられる高値の場合は、特に病気というわけではないので心配要りません。

HCV(Hepatitis C virus)【C型肝炎ウイルス】

C型肝炎は、C型肝炎ウイルスの感染によって起こる肝臓の病気です。
C型肝炎ウイルスに感染すると、約70%の人がC型肝炎ウイルスの持続感染者(C型肝炎ウイルスキャリア)となり、放置すると本人が気づかないうちに、慢性肝炎、肝硬変、肝がんへと進展する場合があるので、注意が必要です。つまり、C型慢性肝炎、肝硬変、肝がんは、C型肝炎ウイルスの感染に起因する一連の疾患であるといえます。

Hgb(Hemoglobin)【ヘモグロビン】

赤血球中の大部分を占めている血色素がヘモグロビンで、ヘムという色素とグロビンという蛋白質からできています。赤血球中のヘモグロビンは、酸素を体内の組織に運び、かわりに二酸化炭素を受け取って肺まで運んできて放出し、再び酸素と結びついて各組織に運ぶという重要な働きを担っています。
必要量のヘモグロビンが作られない場合、酸素の運搬が十分に行われないため、貧血状態になります。足りない酸素を補うために血液の循環が速くなって動悸を引き起こしたり、呼吸運動が盛んになって息切れしたりします
基準値、男性は13.0~16.6g/dl、女性は11.4~14.6g/dl

HSG(Hysterosalpingography)【子宮卵管造影(法】

子宮卵管造影(HSG)は、造影剤を腟から子宮頸管、子宮腔、卵管を通して腹腔内に注入し、その過程をX線で撮影することで子宮内の異常や、卵管の通過性などについて調べる方法です。この検査では、子宮腔の形態(中隔子宮や重複子宮などの子宮奇形、内膜ポリープや筋腫・子宮腺筋症による変形、子宮腔内の癒着など)、卵管閉塞、卵管留水症(卵管に水がたまって腫れる疾患)、卵管や子宮周囲の癒着の有無などが診断できます。

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