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自己免疫疾患とは

免疫は、からだの外部からの侵入者である細菌やウイルスなど自分以外ものと自分を識別し、攻撃し、体から取り除きからだを守るしくみをいいます。

免疫の種類

免疫には、自然免疫と獲得免疫があります。

自然免疫

自然免疫とは、ウイルスや細菌などの異物が体内に入ってくると真っ先に攻撃・処理したりする免疫反応のことで、マクロファージ、顆粒球、樹状細胞、NK細胞などの免疫細胞がその役割を担っています。

獲得免疫

獲得免疫は、後天的に獲得される免疫で、一度ある感染症にかかるとその病原体対する抵抗性が獲得・記憶し、二度目に同じ病原体に遭遇すると病原体を排除する免疫反応で、T細胞やB細胞といったリンパ球などがその役割を担っています。

自己免疫疾患疾患

何らかの原因で自分自身の細胞・組織を異物と認識し、抗体を作ってしまい自分自身を攻撃し、その結果、組織の損傷や炎症が引き起こされる疾患のことをいいます。
自己免疫疾患の有病率は女性に多く、その因子として環境因子、ホルモン因子、遺伝因子が考えられ、近年、性ホルモンによる免疫系の修飾が自己免疫疾患の発症に関与するとの報告が多数あります。
代表的な自己免疫疾患としては、関節リウマチ、SLE(全身性エリテマトーデス)などの膠原病や悪性貧血、バセドウ病、1型糖尿病、シェーグレン症候群などがあります。

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