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助産師からママと赤ちゃんへ初産婦と経産婦の子宮口開大の違い : 分娩のながれ

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分娩の前兆から胎盤の娩出までの分娩のながれを理解するための基礎知識、初産婦と経産婦の子宮口開大の違いについて。
初産婦と経産婦の子宮口開大の違いについて解説。分娩のながれを理解するための基礎知識として初産婦と経産婦の子宮口の開大の機序、フリードマン曲線について。

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初産婦と経産婦の子宮口開大の違い

初産婦と経産婦では子宮口開大の状態は異なります。

初産婦

初産婦の子宮口開大

分娩初期、内外子宮口ともに閉鎖しています。
分娩が進行し、子宮頚管は内子宮口の方から開大するのに外子宮口はなお閉鎖しています。
分娩第1期(開口期)の終わりに近づき子宮頚管および外子宮口はともに開大します。

経産婦

経産婦の子宮口開大

経産婦の場合、分娩初期においてすでに外子宮口は開大しています。
分娩が進行すると子宮頚管上部と外子宮子が開大します。
分娩第1期(開口期)の末期に子宮頚管もほとんど完全に開大していますが外子宮口縁はなお暑く残っています。

フリードマン曲線

フリードマン曲線とは、分娩開始からの時間経過と子宮口開大の標準関係をグラフ化したものです。分娩経過は、子宮口開大に要する時間に左右されるため、分娩時間予測などに利用されます。

潜伏期

潜伏期は子宮頚管の短縮がおこり、子宮口の開大が始まる分娩開始の初期段階であります。
潜伏期の長さは、種々の因子の影響を受けてかわりやすい時期でもあります。
初産婦で3cm開大、経産婦で2cm開大程度までがこの時期にあたります。

活動期

子宮口が3~4㎝開大した時点で活動期に入ります。
活動期には子宮口の開大は急速に進み、初産婦で2~3㎝/時、経産婦では5~6㎝/時で開大します。子宮口が全開大に近くなると児頭が骨盤内に下降し始め、減速期に入ります。

フリードマン曲線による子宮口開大と分娩時間

分娩各期 分娩第1期 分娩第2期
各期 潜伏期 活動期
加速期 極期 減速期
子宮口(㎝) 2.0~2.5 2~3or4 急速に9㎝まで開大 9~10 10 合計
時間 初産婦 平均8.5時間 2時間 2時間 2時間 1.5~2時間 16~16.5時間
経産婦 平均5時間 1時間 1時間 数分 0.5~1時間 7.5~8時間
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