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助産師からママと赤ちゃんへ赤ちゃんの脱水(1)| 小児科でみられる赤ちゃんの症状

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赤ちゃんが小児科を受診する主訴の多い症状。赤ちゃんの脱水について
赤ちゃんが脱水になりやすい理由は水分量が多く、腎機能が未熟など。脱水の症状は、活気の低下、大泉門や眼窩部の陥没、舌・口唇の乾燥。

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赤ちゃんの脱水

脱水とは、なんらかの原因で体内の水分の喪失、または水分の摂取不足が生じ、そのことから体内の水分および電解質、すなわち体液が欠乏した状態をいいます。

赤ちゃんが脱水になりやすい理由

赤ちゃんは大人と比べて脱水になりやすいといえます。
その理由として以下のようなことがあります。

【身体全体の水分量の割合が高い】
大人の水分量は体重の60%であるのに対し、新生児は約80%、乳児は70%と赤ちゃんの水分量の割合は高い。
【体液における細胞外液は細胞内液よりも多い】
体液は、細胞の中にある細胞内液と血液などの細胞外液に分けられ、大人の水分量60%のうち40%が細胞内液で、20%が細胞外液であるのに対して、新生児の水分量80%のうち細胞内液35%で、45%が細胞外液です。
【体重当たりの必要水分量が多い】
体表面積が大きく、不感蒸泄が多く、水分の代謝が早いため1日の必要水分量が多い。
【腎機能が未熟】
腎機能が未熟で、腎臓での尿濃縮能が低いため、尿中への水分喪失が多い。
【脱水の原因となる疾患に罹りやすい】
感染や胃腸炎など脱水の原因となる疾患に罹る機会が多く、病気に罹ると経口的な水分摂取量が少なくなりやすい。

赤ちゃんの脱水の症状

赤ちゃんの全身的な脱水の症状としては、活気の低下、大泉門や眼窩部の陥没、皮膚弾力性の低下、尿量減少、舌・口唇の乾燥、四肢の冷汗などがあり、それぞれの症状の程度により軽症、中等度、重症に分類することができ、脱水が進行し重症になると命に関わることがあります。苦しいなど訴えることができない赤ちゃん、しっかりと観察して早めに受診しましょう。

赤ちゃんの軽症の脱水の症状

赤ちゃんの中等度の脱水の症状

赤ちゃんの重症の脱水の症状

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