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助産師からママと赤ちゃんへ赤ちゃんの吐き気・嘔吐(1) | 小児科でみられる赤ちゃんの症状

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赤ちゃんが小児科を受診する主訴の多い症状。赤ちゃんの吐き気・嘔吐ついて
赤ちゃんの胃の特徴、赤ちゃんの急性のおう吐の原因、赤ちゃんの慢性・反復性のおう吐の原因、赤ちゃんのおう吐の観察のポイントについて

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赤ちゃんの吐き気・嘔吐(1)

赤ちゃんの吐き気・嘔吐の基礎知識として。

赤ちゃんの胃の特徴

【赤ちゃんの胃の容量】
生まれたばかりのの赤ちゃんの胃の容量は30~50mlで、授乳開始とともに容量が増え、生後6か月までに120~200ml、生後6~12か月で200~300mlとなります。その後、離乳食が進むにつれてさらに増えていきます。
【赤ちゃんの胃の形】
赤ちゃんの胃は成人と比べて縦型であり、食道と胃の接合部である噴門部の括約筋が弱く、授乳後に寝かせるとおっぱいやミルクを吐いてしまうことがあります。
また、赤ちゃんの胃を固定している靭帯がゆるいため胃の軸捻転が起こりやすいという特徴もあります。胃の軸捻転が起こるとおう吐や腹部膨満が起こりやすくなります。

赤ちゃんのおう吐の原因

赤ちゃんのおう吐する原因には、生理的なものや病的ものなどさまざまです。
生理的な原因としては、胃の構造の特徴である、胃の容量が小さく、縦型で円柱に近い形、食道と胃の噴門部の機能が未熟で弱い、などによりおっぱいやミルクを飲みすぎたり、体動などによりおう吐することがあります。
赤ちゃんの病的なおう吐は、胃腸炎や肝炎などの炎症、癌、食中毒などいくつも考えることができます。子どもの吐く原因で最も多いのは、下痢を伴う病気の場合です。

赤ちゃんの急性のおう吐の原因

新生時期:初期おう吐、敗血症、髄膜炎、先天性消化管閉鎖、頭蓋内出血、先天性代謝異常症、総胆管拡張症、先天性副腎過形成など
乳幼児期:急性胃腸炎、急性中耳炎、腸重積、髄膜炎、脳炎、脳症、肝炎、腸閉塞、尿路感染症、アセトン血性おう吐症など

赤ちゃんの慢性・反復性のおう吐の原因

新生児期:胃食道逆流症、ミルクアレルギーなど
乳幼児期:脳腫瘍、先天性代謝異常症、胃食道逆流症、肥厚性幽門狭窄症など

赤ちゃんのおう吐の観察のポイント

赤ちゃんがおう吐し、受診するとおう吐の状況を尋ねられます。
おう吐の状態を伝えることで、鑑別診断の役立ちます

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