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予防接種・インフルエンザ

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◆予防する病気

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こります。
インフルエンザウイルスは、大きく分けてA型・B型・C型の3種類があり、さらにA型ウイルスは表面構造の違いによりさらに何種類かに分類されます。
このうちヒトの世界で流行を起こし問題となるのはA型とB型です。
インフルエンザに罹った人が、咳やくしゃみなどをすることによりウイルスが空気中に広がり、それを吸い込むことによって感染します。
インフルエンザの流行は、通常、初冬から春先にみられますが、ときには春期、夏期にもみられます。
潜伏期間は、1〜3日間
典型的な症状は、突然38〜40度の高熱が出て発病し、それと同時に、悪寒、頭痛、背中や四肢の筋肉痛、関節痛、全身倦怠感などの全身症状が現れ、その後鼻水、のどの痛みや胸の痛みなどの症状が現れます。
発熱は通常3〜7日間続きます。
普通のかぜに比べて全身症状が強いのが特徴です。気管支炎や肺炎などを合併し、重症化することが多いのもインフルエンザの特徴です。

インフルエンザに関しては、子どもの病気・インフルエンザをご参照ください。

◆予防接種を受ける時期
原則としては、1〜4週間の間隔をおいて2回の接種をおこないます。
ただし、65歳以上の方、昨年予防接種を受けている方、近年インフルエンザに罹患した方などは1回の予防接種でも十分な免疫力が得られるといわれいますので、接種回数については医師にご相談ください。

個人差はありますがワクチン接種を受けてからインフルエンザに対する抵抗力がつくまでには2週間程度かかり、約5ヶ月間その効果が持続すると言われていますので、流行が始まる前の10月下旬〜12月中旬頃に行なうのが望ましいとされています。

*予防接種を受ける義務はなく、ご本人が接種を希望する場合にのみ予防接種を行います。
65歳以上の高齢者の方、および60歳以上65歳未満で心臓・じん臓・呼吸器の機能またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能障害1級に相当する方に対するインフルエンザ予防接種が「任意接種」から個人予防を目的とした「勧奨接種」に改められ、費用の一部が公費負担できるように法改定されました。

*小児については、平成16年11月に日本小児科学会より、「1歳以上6歳未満の乳児については、インフルエンザによる合併症のリスクを鑑み、有効率20〜30%であることを説明したうえで任意接種としてワクチン接種を推奨することが現段階で適切な方向であると考える」との見解が出されています。根拠としては、1歳未満児については対象数が少なく、有効性を示す確証は認められなかったこと、1歳以上6才未満児については、発熱を指標とした有効率は20〜30%となり、接種の意義が認められたことがあげられています。
(国立感染症研究所感染症情報センター・ インフルエンザQ&A平成15年度版より)

*妊婦又は妊娠している可能性の高い女性については、インフルエンザワクチンは病原性をなくした不活化ワクチンと言う種類で、胎児に影響を与えるとは考えられていないため、妊婦は接種不適当者には含まれていません。
しかし、妊婦又は妊娠している可能性の高い女性に対するインフルエンザワクチン接種に関しては、国内での調査成績がまだ十分に集積されていないので、現段階ではワクチンによって得られる利益が不明の危険性を上回るという認識が得られた場合にワクチンを接種するとされています。
また、妊娠初期はいろいろな理由で自然流産する可能性の高い時期なので、一般的に予防接種は避けた方がよいと考えられています。一方、インフルエンザワクチンを接種しても胎児に異常の出る確率が高くなったというデータも無いことから、予防接種直後に妊娠が判明しても人工妊娠中絶をする必要はないと考えられています。主治医によく相談をして判断してください。
(国立感染症研究所感染症情報センター・ インフルエンザQ&A 平成15年度版より)

*授乳婦については、インフルエンザワクチンは不活化ワクチンというタイプで、ウイルスの病原性を無くしてありますので、体内で増えることもありませんし、母乳を通してお子さんに影響を与えることもありませんのではインフルエンザワクチンを接種しても支障はありません。一方、母親がワクチンを接種したことによって、乳児に直接のインフルエンザ感染の予防効果を期待することはできません(医療従事者向けQ25参照)。また、ワクチン接種による精子への影響もありませんので、妊娠を希望しているカップルの男性の接種に問題はありません。
(国立感染症研究所感染症情報センター・ インフルエンザQ&A 平成15年度版より)

詳しくは、各保健センターや予防接種施行医療機関にお尋ねください。

◆接種方法と注意
不活化ワクチンを注射します。

卵を食べるとひどいじんま疹や発疹がでたり、口の中が痺れたり等の卵アレルギーのある方は、予防接種を避けるか、医師と相談してから行う必要があります。

【ワクチンの副反応】
一般的に副反応は軽く、10〜20%でワクチンを接種した場所の発赤、腫れ、痛みなどをおこすことがありますが、2〜3日で消失します。全身性の反応としては、5〜10%で発熱、頭痛、さむけ、体のだるさなどがみられますが、やはり2〜3日で消失します。ワクチンに対するアレルギー反応として湿疹、じんましん、発赤とかゆみなどが数日見られることもまれにあります。
接種後数日から2週間以内に発熱、頭痛、けいれん、運動障害、意識障害の症状が現れる等の報告があります。
また、非常にまれですが、ショックやじんましん、呼吸困難などが現れることがあります。
異常な反応が生じた場合は速やかに医師の診察を受けてください。

*より安心して予防接種を受けるためには、かかりつけの小児科医、県内保健所、市町村予防接種担当窓口で詳しい説明を受けてください。
*予防接種の施行方法がめまぐるしく改正されています。麻疹・風疹の定期予防接種に限らず、予防接種全般についても分からないことは、各保健センターや予防接種施行医療機関で情報を得るようにしてください。