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A型肝炎ワクチン

A型肝炎の原因は、A型肝炎の感染者の排泄物が飲料水や食品を汚染し、汚染された水を飲んだり、汚染された食品を摂取することで発症します。
上下水道が整備されていない国で多く発生します。また、生ガキを食べることで感染することもあります。
日本は下水道が整い、衛生環境が改善されたことによりA型肝炎ウイルスの抗体をもった人が少なくなっています。
日本人のA型肝炎ウイルスの保有率は年々減少の傾向にありますが、発展途上国を中心にした海外では現在でも広く伝播が認められる感染症で、衛生状態の悪い国に旅行し、A型肝炎にかかることがあります。

A型肝炎ワクチンの種類

A型肝炎ワクチンは、不活化ワクチンで接種方法は注射です。

A型肝炎ワクチンの接種時期・回数

1歳以上であれば、2-4週間の間隔で2回接種し、その約半年後に3回目を接種します。
A型肝炎ワクチンは、不活化ワクチンで2013年3月から受けられるようになりました。WHOでは1歳以上の子どもへの接種を推奨しています。
1歳以上であれば、2~4週間の間隔で2回接種し、その約半年後に3回目を接種します。

A型肝炎ワクチン接種の推奨

発展途上国にでかけたり、長期に滞在したりする場合は、お子さんでも必ず受けてください。
※米国では生後1歳からの定期接種(義務接種)です。

A型肝炎ワクチンの副反応

A型肝炎ワクチンの副反応には、微熱、じんましん、注射部位の痛み、赤み、腫れ、倦怠感、頭痛、下痢、筋肉痛などがみられます。

A型肝炎ワクチン接種を受けることができない場合

  1. 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者。
  2. 本剤の成分によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者。
  3. 過去にA型肝炎ワクチンの接種を受けて、アナフィラキシーを起こしたことがある者。
  4. 免疫機能に異常のある疾患を有する者及び免疫抑制をきたす治療を受けている者。
  5. 結核の既往のある者

A型肝炎ワクチン接種を受けるにあたって医師の相談が必要な場合

  • 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する者。
  • 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者。
  • 過去にけいれんの既往がある者。
  • 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者。
  • 本剤の成分に対してアレルギーを呈する恐れのある者。

A型肝炎ワクチン接種後の注意

  • ワクチンの接種を受けた後30分間は、病院にいるなどして様子を観察し、お医者さんとすぐに連絡を取れるようにしておきましょう。
  • ワクチン接種後24時間は、副反応の出現に注意しましょう。
  • 接種当日の入浴は差し支えありませんが、注射した部位をこすることはやめましょう。
  • 接種当日は接種部位を清潔に保ち、いつも通りの生活をしましょう。ただし、はげしい運動や大量の飲酒は避けましょう。
  • 万一、高熱やけいれんなどの異常な症状が出た場合は、速やかにお医者さんの診察を受けてください。
  • 接種後2か月間は妊娠しないように注意してください。

ワクチン接種のお願いとご注意

より安心して予防接種を受けるためには、かかりつけの小児科医、県内保健所、市町村予防接種担当窓口で詳しい説明を受けてください。
予防接種の施行方法がめまぐるしく改正されています。各保健センターや予防接種施行医療機関で情報を得るようにしてください。

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