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インフルエンザワクチン

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる伝染性感染症で、突然の発熱や全身の倦怠感などの症状が特徴です。伝染性が非常に強く、 症状が激しく重症化しやすいく、特に高齢者や乳幼児は重症化しやすいので注意が必要です。
インフルエンザウイルスは、大きく分けてA型、B型、C型の3つに分類され、流行を起こすのはA型とB型です。
毎年 11月下旬から12月上旬に流行シーズンが始まり、1~3月にピークを迎えます。罹患率は乳幼児で高く、年間に100例前後のインフルエンザ脳症の発症があり、死亡例、後遺症例もみられます。

インフルエンザワクチンの種類

インフルエンザワクチンは、不活化ワクチンで接種方法は注射です。

インフルエンザワクチンの接種時期・回数

インフルエンザワクチンは、は任意接種ですが、13歳未満は厚生労働省から2回の予防接種をすすめられています。
インフルエンザ流行前の10月~11月に毎年、3~4週の間を開けて2回の接種を受けましょう。
インフルエンザワクチン接種は、生後6か月から受けることができ、厚生労働省は13歳未満は免疫力が弱いため2回受けるよう推奨しています。

インフルエンザワクチンの副反応

インフルエンザワクチン接種の副反応として、接種した部分が赤く腫れる、または痛む・発熱・頭痛・悪寒・倦怠感・発疹・じんましん・かゆみなどがあります。
重い副反応としては、けいれん、急性脳症、急性散在性脳脊髄炎などがあげられます。

インフルエンザワクチン接種を受けることができない場合

  1. 明らかな発熱がある場合。
  2. 重篤な急性疾患にかかっている場合。
  3. 本剤の成分によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者者。
  4. 前記に掲げる者のほか、予防接種を行うことが不適当な状態にある者。

インフルエンザワクチン接種を受けるにあたって医師の相談が必要な場合

  • 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する者。
  • 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者。
  • 過去にけいれんの既往がある者。
  • 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者。
  • 間質性肺炎、気管支喘息等の呼吸器系疾患を有する者。
  • 本剤の成分又は鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のものに対してアレルギーを呈するおそれのある者。

インフルエンザワクチン接種後の注意

  • 接種を受けた後に、急な副反応が起こることがありますので接種後30分間はその場で様子をみるようにしましょう。
  • 副反応(発熱、頭痛、けいれんなど)の多くは24時間以内に出現することが知られています。接種後1日は体調に注意しましょう。
  • 接種後に高熱やけいれんなどの異常が出現した場合は、速やかに医師の診察を受けてください。
  • 接種後に接種部位が赤くはれたり痛む場合がありますが、通常4~5日以内に軽快します。なお、体調に変化があれば速やかに医師の診断を受けてください。
  • 接種当日の入浴は差支えありませんが、注射部位をこすることはやめましょう。
  • 接種当日は激しい運動はさましょう。
  • 違う種類のワクチンを接種する場合には、かかりつけ医に相談しましょう。

ワクチン接種のお願いとご注意

より安心して予防接種を受けるためには、かかりつけの小児科医、県内保健所、市町村予防接種担当窓口で詳しい説明を受けてください。
予防接種の施行方法がめまぐるしく改正されています。各保健センターや予防接種施行医療機関で情報を得るようにしてください。

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