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おたふくかぜワクチン

おたふくかぜは、流行性耳下腺炎ともいい、ムンプスウイルスに感染することで発症します。
ムンプスウイルスは、感染力が比較的弱いため、感染しても症状がでない不顕性感染が多いといわれています。
おたふくかぜの症状の特徴は、耳の下、頬の後ろ側、あごの下の腫れで、「おたふく」のお面のようになるのでおたふくかぜといわれます。
無菌性髄膜炎、膵炎、ムンプス難聴など合併症を引き起こすこともあり、後遺症が残ってしまうこともあります。

おたふくかぜワクチンの種類

おたふくかぜワクチンは、生ワクチンで接種方法は注射です。

おたふくかぜワクチンの接種時期・回数

おたふくかぜワクチンは接種を任意接種として実施されています。

  1. 1回目:1歳
  2. 2回目:1回目の接種後2~6年

おたふくかぜワクチン接種の推奨

おたふくかぜワクチン接種は任意ですが、重い合併症を引き起こすことがあるのでワクチン接種が推奨されています。
2回目を受けることでしっかりと免疫をつけることができるとされています。

おたふくかぜワクチンの副反応

おたふくかぜワクチン接種の副反応として、接種部位が赤くなる、腫れることがありますが2~3日中に消失します。また、接種後2~3週間ごろに発熱、耳下腺の腫れ、嘔吐、咳、鼻汁などの症状があらわれることがあります。

おたふくかぜワクチン接種を受けることができない場合

  1. 明らかな発熱がある場合。
  2. 重篤な急性疾患にかかっている場合。
  3. 過去におたふくかぜワクチンの接種によりアナフィラキシーを起こしたことがある者。
  4. )明らかに免疫機能に異常のある疾患にかかっている方および免疫抑制をきたす治療を受けている者。
  5. 前記に掲げる者のほか、予防接種を行うことが不適当な状態にある者。

おたふくかぜワクチン接種を受けるにあたって医師の相談が必要な場合

  • 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する者。
  • 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者。
  • 過去にけいれんの既往がある者。
  • 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者。
  • 本剤の成分(主にエリスロマイシン、カナマイシンの抗生物質)に対してアレルギーを起こす可能性のある者。

おたふくかぜワクチン接種後の注意

おたふくかぜワクチン接種後には以下のような点に注意しましょう。

  • 接種を受けた後に、急な副反応が起こることがありますので接種後30分間はその場で様子をみるようにしましょう。
  • 接種後に高熱やけいれんなどの異常が出現した場合は、速やかに医師の診察を受けてください。
  • 接種後、4週間ほどは副反応の出現に注意しましょう。
  • 接種当日の入浴は差支えありませんが、注射部位をこすることはやめましょう。
  • 接種当日は激しい運動はさましょう。
  • 違う種類のワクチンを接種する場合には、かかりつけ医に相談しましょう。

ワクチン接種のお願いとご注意

より安心して予防接種を受けるためには、かかりつけの小児科医、県内保健所、市町村予防接種担当窓口で詳しい説明を受けてください。
予防接種の施行方法がめまぐるしく改正されています。各保健センターや予防接種施行医療機関で情報を得るようにしてください。

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