妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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乳房マッサージ

乳頭や乳輪部のマッサージをおこない軟らかくしておくことで赤ちゃんが十分に乳首を含むことが楽におっぱいを飲むことができます。

乳房マッサージの目的

乳頭・乳輪部のマッサージを行う目的には以下のようなものがあります。

  1. 乳頭・乳輪分を優しくマッサージすることでオキシトシンやプロラクチンの分泌を促して射乳反射を誘発することが期待できます。
  2. 赤ちゃんの口腔内に入る乳頭・乳輪部周囲を柔らかくして伸展しやすくさせる。
  3. 赤ちゃんが乳房をとらえた深く吸着(ラッチ・オン)でき、乳房から直接効果的に母乳を飲むことができるようにする。
  4. 乳頭に傷を作らないようにする。

代表的な乳房マッサージの方法には以下のようなものがあります。

桶谷式乳房マッサージ

桶谷式乳房マッサージは、助産師である故桶谷そとみ先生が考案された桶谷式治療手技で、乳房の基底部(乳腺体の後面)の伸展性をよくしておっぱいをスムーズに出す独自のマッ サージです。
”痛くない・よくでる乳房マッサージ”ということで有名でが、手技は難しく、専門の研修会や勉強会に参加し、技術を取得した助産師がおこないます。
全国にある『桶谷式母乳育児相談室』は助産師の資格を持ち研鑽会の研修センターにて所定の研修を終了し、認定を受け助産師が開いている母乳育児相談室で手技を受けることができます。

SMC方式

SMCとは、self mamma-controlの略で諏訪マタニティ・クリニックの根津八紘医師が桶谷式治療手技(乳房マッサージ)を基本に『自己管理』を主眼とした方法です。
SMC方式も母乳の出を良くするためには基底部にある血管の流れを良くし、血液循環を良くすることが必要としています。
多くの病産院でおっぱいマッサージとして指導が行われています。

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