妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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赤ちゃんの目の手入れ

赤ちゃんは、涙を作る機能がまだ未熟なうえにばたきの回数が極端に少ないという特徴があります。
また、赤ちゃんの鼻涙管は短く鼻水が流れ込んで雑菌が入りやすいため、目やにが多くみられます。

眼脂(目やに)の原因

一般的に目やにとよばれるものは、医学的に眼脂といいます。眼脂は、正常な代謝によるものと炎症によるものがあります。

生理的な眼脂(目やに)

眼脂は、結膜や角膜上皮からの分泌物や涙、古い細胞、老廃物やほこりなどからできており、通常はまばたきによって涙とともに涙嚢に流される他、少量のかたまりとして外に出す働きがあります。
しかし、睡眠中はこの働きがないため目覚めたときに眼脂が付着していることがあります。すなわち、目の代謝活動による眼脂は生理的なもので問題はありません。

炎症による眼脂(目やに)

炎症による眼脂は、細菌やウイルスなどによる感染や花粉症のようなアレルギーによるものがあります。細菌感染による眼脂は、黄色いドロッとした膿のような眼脂で白血球を多く含みます。
ウイルス感染による眼脂は、白く粘り気のある眼脂でリンパ球を多く含みます。
アレルギーによる眼脂は、涙のようにサラサラしています。

新生児によくみられる眼脂

新生児・赤ちゃんも生理的な眼脂の他に細菌やウイルスによる結膜炎、さかまつげの刺激によるもの先天性鼻涙管閉塞、新生児涙嚢炎などがあります

お風呂のときの目の手入れ方法

新生児・赤ちゃんの目の手入れは、やわらかいガーゼやタオルなどを人差し指に巻き付け、かたくしぼってから目尻から目頭へ向かってやさしく拭きましょう。
片方の目を拭き終わったら、ガーゼの拭く面を変え、同じ面で拭かないよう注意してください。

眼脂の手入れの基本

新生児・赤ちゃんが目覚めたときに眼脂が付いている場合には、ぬるま湯にひたして硬くしぼったガーゼで、目頭から目尻へやさいく拭きとってあげましょう。
眼脂をガーゼで拭き取る場合、同じ面では拭かないように注意しましょう。
目の手入れをおこなう場合、前後に手洗いをおこないましょう。
眼脂が多い場合、何日も続く場合、色が濃い場合、臭いがする場合、機嫌が悪い、おっぱいやミルクの飲みがわるい場合は眼科や小児科で診てもらってください。

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