妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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副乳

副乳(ふくにゅう)とは、脇の下から乳頭を通って鼠径部に至る線上(乳腺提)に通常左右に1つずつとされる乳房以外に乳頭が存在するものをいいます。

副乳の特徴

脇の下にみられる場合が多く、不完全で退化した乳房であるため、外から見て分かる乳首を備えてない場合も多く、気付かないこともありますが、上記の線上に対になったほくろがある場合、副乳の可能性もあります。まれに少し発達して膨らみを生じる例もある。また、乳が出ることもあります。
成長とともに目立たなくなっていきますが、自然に消えることはありません。

副乳の発生の理由

胎児は、胎生6週頃に乳腺堤ができはじめ、7~9対の乳腺元基(乳腺の基)が現れます。胎生9週には一対は通常の乳房になり、残りは退縮します。しかし、いくつかが残って発育することがあります。これが副乳です。

副乳の頻度

副乳は比較的よく見られ、日本での頻度は2~22%と報告されています。頻度は少ないですが男性にも見られます。

副乳のケアと治療

むやみに触れたり、乳汁が出るからといって圧迫したりしないように注意しましょう。
感染を起こすこともありますから沐浴のときに優しく洗ってあげましょう。

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