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副耳

耳珠と口角を結ぶ線上に小さな腫瘤が1個から数個認めるものを副耳といいます。

副耳の発症頻度

副耳は先出生1000人中15人程度にみられ。

副耳の発症原因

先天性耳瘻孔と同様に耳が形成される時に、耳介結節の癒合不全および過剰形成により生じるといわれています。

副耳の特徴

腫瘤の大きさはさまざまで、ゴマ程度の大きさから大豆ほどの大きさの場合もあり、両側の場合もあります。
副耳には、中に何もないものと中に軟骨があるものがあります。

副耳の経過と治療

副耳による機能障害や症状がない場合は、とくに治療の必要はないのですが顔や首など目立つ場所にある場合は美容的に治療がが行われます。
治療は外科的な方法で糸で結ぶ結紮術と切除術があります。
結紮術は副耳が小さいものや軟骨を含まないものに対して行われ、一般的に麻酔なしで行われ、ナイロン糸で副耳の付け根を縛り、1~2週間で壊死して自然にとれるのを待ちます。なかには付け根が残ってしまう場合があることから積極的には薦められない方法と考えられます。
軟骨を含む場合は軟骨を含めて副耳を切除する必要があり麻酔下で切除術が行われます。
麻酔は、全身麻酔や局所麻酔で行われ、手術の時期は麻酔適応年齢を待って行われます。

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