妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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バビンスキー反射

バビンスキー反射とは、足の裏をとがったもので踵から爪先にむけてゆっくりとこすると足の親指が足の甲(足背)の方にゆっくり曲がる(拇指現象)、他の4本の指は外側に開く(開扇現象)反射をいいます。
中枢神経系が正常であるか否かを調べると共に、新生児の足が正常に機能しているのかを確認することができます。
新生児の神経系異常を発見する検査としてこの反射の確認が幅広く行われています。

バビンスキーの意義

バビンスキー反射は、樹上生活していたサルの頃の名残り、危険が降りかかったときに枝を掴むためだと考えられています。

バビンスキーが出現・成熟する在胎週数

バビンスキー反射は、在胎12~13週頃から認められ、在胎20週頃に成熟します。

バビンスキーが消失する時期

バビンスキー反射は、正常児であれば1~2歳頃に消失します。

バビンスキーの異常

バビンスキー反射は、2歳未満までの幼児に見られますが加齢と神経系の発達に伴って現れなくなります。
2歳を超えてもバビンスキー反射がある場合、神経伝導路(錐体路)の障害が疑われます。

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