手の把握反射
手の把握反射とは、新生児の掌に指を置いて圧を加えると手を握り、少し引っ張り加減にするとより強く握る反射をいいます。
手の把握反射の意義
手の把握反射は、人間が猿だった頃からの原始的反射の名残とも考えられており、母親から落ちないためのものと考えられています。
手の把握反射が出現・成熟する在胎週数
手の把握反射は、在胎28週頃から出現し、在胎32週頃に成熟します。
手の把握反射が消失する時期
正手の把握反射は、常児であれば生後4~6ヵ月頃に消失します。
手の把握反射の異常
手の把握反射の反応が弱かったり、みられない場合は重度脳障害や上部脊髄の障害、奇形などによって生じないことがあります。また、吸啜運動により促進されます。
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