妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
スポンサーリンク

新生児期とは

赤ちゃんはお母さんの子宮の中では、胎盤を介して酸素、栄養などの供給、二酸化炭素やなどの不必要になったものの処理すべてを母体に依存しています。
それが誕生と同時に、自分で呼吸をし、おっぱいやミルクを飲んで栄養を摂り、尿や便を排泄し、種々の代謝系の機能も胎外環境に適応していきます。
これは劇的な変化の時期は、簡単に異常に移行し、その後の成長や発達に影響を及ぼすことになります。
このように誕生と同時に赤ちゃんはそれまでは母親の胎内で守られ、栄養を供給され、母体に依存して成長していた共生生活から個として独立して生活していくために母親の胎内外の世界に適応していく時期で、この大切な時期を新生児期といいます。
10ヵ月もの間、お母さんの子宮の中で快適な生活を送っていたのですから外界に慣れるまでにはちょっと時間がかかります。
とくに生後28日までは、赤ちゃんは十分に保護してあげる必要があります。
新生児とは、出生直後から母体外環境に適応する能力を得るまでの時期にある子どもの総称で時期は、狭義では生後7~14日間を指し、広義では28日間をいいます。
ヒトの赤ちゃんは、他の動物と比べると自分の足で立つこともでませんし、おっぱいやミルク自力で飲むこともできず未熟なまま生まれて来ています。
新生児期はとても早いスピードで成長し、その後生、後6か月で体重がほぼ倍となり、脳の発育を見ても大脳皮質の細胞数は生後10か月までに成人のそれとほぼ同じになります
新生児期は、はおっぱいの飲み方も下手ですし、体温調節も上手にできませんから栄養不足の状態が続いたり、環境温の影響などで低体温に陥ってしまうとその後に重大な障害を残すことにもなることがあります。
また、新生児期は母子関係の確立にきわめて重要な時期で、新生児期に母子分離が行われると、その後、様々な母子間の問題が起こることがわかっていて、母親から声をかけられたり、スキンシップ、やさしいまなざしなどの影響を受けることがその子の発達に良い影響を及ぼすと言われています。
新生児期は、短い期間ですがその発育状況ががその後の一生に影響する可能性が高く、非常に重要な期間ですから深い愛情と手厚いお世話が必要です。

スポンサーリンク