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食中毒
[原因]
食中毒を起こす原因はさまざまです。
主なものは細菌、細菌が出す毒素、ふぐや毒キノコにある自然毒、殺虫剤や洗剤などがあります。
とくに、細菌のついた食べ物や飲みものを口にすることによって胃腸炎を起こす病気です。
原因となる細菌にはブドウ球菌、腸炎ビブリオ、サルモネラ菌、ブツリヌス菌、キャンピロバクター菌、病原性大腸菌などがあります。

子どもの病気*食中毒ブドウ球菌

ブドウ球菌は人の皮膚、鼻、咽頭、傷口にいて、これらが調理するときに食品に混入し増殖すると毒素を出します。
7〜9月の夏に多発し、感染後1〜4時間で症状があらわれます。

子どもの病気*食中毒腸炎ビブリオ

腸炎ビブリオは塩分を好み生の魚介類や塩漬けした食品に繁殖しやすく、これを食べることで感染します。
釣りたての魚などを食べて感染すると10時間以内に症状があらわれます。

子どもの病気*食中毒サルモネラ菌
動物の糞尿やゴキブリなどを介し細菌に汚染された食品や飲み物から感染します。
5〜10月に多発し、感染して12〜24時間で発症し、食中毒の原因で最も多いのが、このサルモネラ菌です。

子どもの病気*食中毒ボツリヌス菌
ボツリヌス菌は芽胞を持つ嫌気性菌で酸素がなく、室温程度の環境で増殖します。
ボツリヌス菌に汚染され、密封された食品やハム、ソーセージ、蜂蜜、缶詰などから感染し、感染後12〜24時間で症状があらわれます。

子どもの病気*食中毒キャンピロバクター菌
動物の糞尿を介して細菌が水や食品、とくに肉から感染します。
季節には関係なく感染後3日くらいで症状があらわれます。
  
子どもの病気*食中毒病原性大腸菌

大腸菌は人や動物の腸管の中に生息しほとんどが非病原菌です。
しかし、組織浸入性大腸菌、毒素病原性大腸菌、腸管出血性大腸菌、腸管病原性大腸菌などは病原性があり、汚染された食品や水から感染し、感染後1〜8日で発症し、主に夏に多く発症します。

[症状]
食中毒の主な症状は、おう吐、下痢、腹痛、発熱などで、それぞれの原因菌によって多少の症状の違いがみられます。

子どもの病気*食中毒ブドウ球菌
上腹部の激しい痛みとおう吐で発症します。
その後、水溶性の下痢が起こりますが熱はほとんど出ません。
多くは1日で回復しますが重症の場合は血便や脱水を起こすことがあります。
  
子どもの病気*食中毒腸炎ビブリオ

上腹部の痛み、おう吐、下痢、血便、軽い発熱をともないます。
おう吐や水のような下痢が続く場合は脱水を起ことがあります。

子どもの病気*食中毒サルモネラ菌
発熱、腹痛、下痢、おう吐で、38〜39度の高熱が続き粘血便が1日に数十回もみられます。
なかにはけいれんや意識障害といった脳症を起こすこともあります。
 
子どもの病気*食中毒ボツリヌス菌

からだのだるさ、頭が重い、頭痛、吐き気がするという症状から始まり、おう吐や下痢が続き、さらに神経や筋肉がおかされ、まぶたが開かない、物が二重に見える、ものが飲み込みにくいなどの症状が出ます。
なかには麻痺を起こしたり、呼吸困難を起こしたりすることもあります。
1歳未満のこどもに蜂蜜を食べさせると蜂蜜のなかに少量混じるボツリヌス菌の芽胞が、未熟な消化管に入ることで毒素を作り出し、神経麻痺を起こすことがあります。
 
子どもの病気*食中毒キャンピロバクター菌
急な発熱や腹痛、下痢などが起こります。
腹痛はかなり強く、とくにおへそのまわりが痛むことが多いようです。
便は粘液が混じった下痢便で、時には血便が出ることもあります。
  
子どもの病気*食中毒病原性大腸菌

組織浸入型大腸菌は発熱としぶるような腹痛、そして血便がみられます。
毒素原性大腸菌は腹痛と水様性の下痢がみられます。
腸管出血性大腸菌はO-157に代表され、鮮血便と激しい腹痛がみられます。     
この菌はベロ毒素をつくり出して溶血性尿毒素症候群をひき起こしたり、腎障害から腎不全を起こしたり、脳症を起こして意識が混濁したりし、一部の患者が重症化することがあります。
腸管病原性大腸菌は乳児に多く、おう吐、腹痛、水様性の下痢が特徴です。

[ママへ]
乳幼児は免疫力や体力が弱く重症化することがありますので下痢などの症状があるときは早めに受診しましょう。
症状が軽い場合はこまめに水分の補給をおこなってください。
重症化すると入院して点滴を受けなければならないこともあります。
食中毒を防ぐために手洗いや調理器具を清潔にする、乳幼児には加熱したものを食べさせるようにしましょう。
また、食べ物の保管にも注意が必要です。

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