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気管支喘息
[原因]
アレルギーをひきおこす物質であるアレルゲンに対し、気管支が過敏に反応し気管支粘膜が炎症を起こし、呼吸困難の発作をくりかえす病気です。
人のからだには病原体や外界からの異物は排除してからだを守る免疫が備わっています。
異物は「抗原」といい、これを排除するためにからだがつくり出す物質は「抗体」と呼ばれます。
このように人のからだは「抗原抗体反応」、抗原がからだの中に入ってくると、抗体は抗原と結合して排除するように働きます。
アレルギー反応はこの「抗原抗体反応」が強くなりからだに障害を起こしてしまうものをいい、アレルギーをひき起こす抗原をアレルゲンといいます。
赤ちゃんやこどものぜんそくの多くはアレルギー性のもので、体質と環境が関係しています。
両親からアレルギーを起こしやすい体質を受け継ぎ、そこへアレルゲンの多い環境因子が加わって発作が起こります。
アレルゲンとしてはダニ、ほこり、ペットの毛、カビ、花粉、特定の食べ物などです。
この他に、こどもは心理的ストレスがぜんそくの要因になることもあります。
こらの原因で気管支が炎症を起こすと、粘膜がはれ、分泌物が増えます。
さらに、気管支の外側の筋肉が縮んで気管支をしめつ、気管支の内腔が狭くなり、空気の通りが悪くなり、息をするたびに「ゼーゼー」「ヒューヒュー」と音がして、呼吸困難の発作を起こします。

[症状]
ぜんそくは4〜5歳頃までに発症することが多く、思春期には発作を起こさないようになってきます。
気管支ぜんそくは気管支が狭くなり、分泌物も増えるため、発作の程度には、軽いものから重いものまでさまざまです。
軽い場合はせきが出て、呼吸が少しはやくなり、「ゼーゼー」と音がします。
息を吸うのは比較的楽で息を吐くときに苦しいことが多いようです。
中等度の場合は呼吸がさらにはやくなり、寝ているのが苦しく、座った方が楽になり、肩で息をするようになります。
重症の場合は呼吸が苦しく、呼吸のたびに胸やのどがへこんだり、からだ全体をつかって息をしようとしたり、顔色や唇が紫になる「チアノーゼ」がみられるようになります。
いったん発作がおさまっても気管支が敏感になっていますのでちょっとした刺激で再度発作が起こることがあります。
発作は夜間や明け方に多く起こります。
発作の起こっていないときは健康なこどもと同じように元気に過ごすことができます。
  
[ママへ]
発作に備え気管支拡張剤などが処方されますので正しく服用させましょう。
環境を整えたり、からだをきたえたりして、予防に心がけましょう。
発作が長引いたり、顔色が悪く、チアノーゼがみられるときは夜間でも急いで受診しましょう。
一度発作が起こると気管支が敏感になっているため、少しの刺激でまた発作を起こしやすいので注意が必要です。
痰を切りやすくするために、水分を十分補給しましょう。
環境を整え、換気や保湿に気をつけてましょう。

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