出産直後の初回授乳

出生直後の初回授乳は30～60分以内に行いましょう。さらに出生24時間は7回以上の頻回授乳を。赤ちゃんが母乳を飲みたがるサインを示したときに授乳することが、有効な吸着により母乳育児の確立のために効果的です。

出生直後の授乳のタイミング

生まれたばかりの赤ちゃんは、分娩で疲れてしまい、すぐに眠ってしまうと思われがちですが、新生児は、出生後60～90分はしっかりと目覚めて覚醒状態にあり、その後ぐっすると眠ってしまいます。
赤ちゃんがしっかりと目覚めている大切な時間におっぱいを吸わせることで、赤ちゃんはママの乳首を認識し、その後の授乳がスムーズにすすむことができます。

出産直後の授乳の意義

出産後、すぐに母乳がたくさん出るとわけではないのですが、まったくできないということでもありません。ほんの少量、数滴の初乳ですが、免疫物質を豊富に含んだ濃い初乳です。
赤ちゃんが最初に初乳を飲むことで、免疫物質が腸粘膜の表面に広く広がり、細菌やウイルス更にはアレルギーの原因となる異種蛋白が粘膜を通過して進入するのを防ぐことができます。
出産直後の初回授乳の意義はとても大きいといえます。