妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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後陣痛の緩和とケア

後陣痛は、子宮収縮に伴う生理的な痛みで産後2~3日間続いたあと軽減していきます。
後陣痛は初産婦よりも経産婦が強く、中には痛みが強く眠れないという人もいます。
また、後陣痛は授乳で乳頭が刺激されることで強くあらわれ、赤ちゃんがおっぱいを吸うと痛みが強く授乳がままならないという方もいます。

後陣痛の緩和

後陣痛は、子宮が収縮することによって起こる痛みで子宮復古のためには必要なものではありますが、痛みのために眠れず、産後の回復の妨げになるようであればがまんすることは良いことではありませんので助産師や看護師に伝えましょう。
対処としては、子宮収縮が正常に経過していれば、腹部の緊張を低減するような体位の工夫や腰部のマッサージなどが行われます。
子宮収縮が正常で子宮内に胎盤や卵膜などの残留がない場合には、産後に投与されている子宮収縮薬が中止されることがあります。
それでも痛が強い場合には鎮痛剤が処方される場合があります。
授乳による乳頭の刺激でオキシトシンの分泌を促し、後陣痛を強くするため薬効時間を考慮して授乳の30~60分前に鎮痛剤を服用することで快適な授乳がおこなえます。
薬が赤ちゃんに影響するのではと心配という場合は、医師に詳しい説明を求めましょう。

後陣痛と子宮復古の異常

後陣痛は、子宮収縮に伴う痛みで子宮が回復しているサインでもあります。
正常な経過の場合、徐々に痛みは軽減するのですが、悪露や胎盤が子宮内に残っていると後陣痛が増強することがあります。
後陣痛が強い場合には我慢せずに助産師や医師に伝えましょう。
子宮底の高さや硬さ、悪露の性状など子宮の復古の状態を触診で診察し、子宮の中に胎盤や卵膜の一部が残っていないかを超音波検査が行われ必要があれば処置が行われます。

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