妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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妊娠中のサプリメント

サプリメントとは、Dietary Supplementを略したもので、Dietary は(栄養から見た)食べ物、Supplementは「補う」という意味で、サプリメントとは、日常の食事で足りない栄養素を補うものだということになります。
アメリカでは、Dietary Supplementは、法律で「薬と食品の中間のもの」 と定義されており、ビタミン、ミネラル、ハーブ、アミノ酸などの栄養素を1種類以上含み、形状は、「錠剤、カプセル、粉末、液体など、通常の食品の形以外のもの」とされています。
日本では、狭義のサプリメントを健康食品と俗称し、法的には食品に分類されます。
健康食品と呼ばれるものについては、法律上の定義は無く、広く健康の保持増進に資する食品として販売・利用されるもの全般を指しているものを意味します。
そのうち、国の制度としては、国が定めた安全性や有効性に関する基準等を満たした「保健機能食品制度」があり、ある一定の機能を持つ食品を「保健機能食品」として大きく分けました。またその「保健機能食品」は2つに分けられます。
1つは特定保健用食品です。健康な状態を維持したり、いっそう良好な状態にするために、定められた基準にしたがって製造され、個別(商品別)に審査を受けて認められたものです。その摂取により期待できる保健上の目的を表示できます。
もう1つは栄養機能食品です。
12種類のビタミンと5種類のミネラルを含む食品で、一定の条件を満たせば栄養機能商品の表示が認められる「規格基準型」のものです。申請・審査などはありません。
このように、サプリメントは医薬品と違い、妊婦や胎児については研究データが少なく、有効性(効果の有無)や安全性(安全か危険か)が明らかではありません。
さらに、品質や規格などさまざまで、安全性が不明なものもあり、健康被害が報告されているものもあります。
また、安全なものであっても、成分同士の相互作用や過剰摂取などの問題となることがあります。
安価で間単に手に入るサプリメントですから、より慎重に選ばなければなりません。
サプリメントをと考える場合、かかりつけの医師や薬剤師、管理栄養士などに相談なさってください。

健康食品を購入するさいのポイント

  • あくまで食生活における補助的なものと考えましょう
  • 病気や体の不調を治すものではないことを意識しましょう。
  • 普段の食生活で本当に不足しているかどうか考えてみましょう。
  • 健康に役立つ食品の機能を紹介する情報は、そのまま受け入れるのではなく、科学的な視点に基づく判断を行ったうえで参考にしてください。
  • 製品を選ぶ際には、表示や広告をよく確認してください。
  • 個人輸入やインターネットオークションを利用する際には、製品に関する情報の確認をしてください。
  • 保健機能食品制度について理解を深めることは、「健康食品」を利用するうえで重要なことです。
  • 特定の成分を過剰に摂取しないように気をつけてください。
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