妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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腎・泌尿器疾患合併妊娠の管理

腎・泌尿器疾患合併妊娠の妊娠中の管理としては以下のようなものがあります。

  • 妊婦健康診査にて合併症(高血圧、IUGR、早産)に注意する。
  • 腎機能のモニタリング
  • 超音波検査をおこない胎児発育のチェック、NSTおこない胎児仮死の発症に注意する。
  • 体重増加、浮腫、血圧のチェックをおこない、必要があれば入院管理をおこなう。

腎・泌尿器疾患合併妊娠の生活指導

腎・泌尿器疾患合併妊娠の生活指導は以下のような内容が行われます。

心身の安静

安静臥床をとることにより腎血流、子宮胎盤血流が増加し、症状回復によい影響をあたえるため心身の安静をとるよう心がける必要があります。また、安静をとることで胎児の発育によい影響を与えまます。

食事

食事は高たんぱく食、食塩制限が原則ですが腎機能の低下している場合はたんぱく摂取制限が必要となります。

浮腫が出た場合

食塩制限がなされているか否かを確かめ、就労時間を減らし、座位、立位の時間を短くし、側臥位安静時間を増すよう心がける必要があります。

腎・泌尿器疾患合併妊娠の胎児・新生児

胎児の老廃物のほとんどは、胎盤を通し母体の腎臓より排泄されるため母体が腎疾患の場合、母体のBUN、Creなどの老廃物の増加は直接胎児に影響し胎児のBUN、Creの上昇をきたします。
母体のたんぱく尿により低たんぱく血症、高血圧による血管障害は、栄養の胎盤輸送量の低下を招き、胎児の栄養障害をもたらし、低体重児やSFDの発症をまねきます。

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