妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
スポンサーリンク

妊産婦死亡・周産期死亡

ハイリスク妊娠は、母児のいずれかまたは両者に健康状態の悪化や妊産婦死亡、周産期死亡、将来の後遺症などの重篤な予後が予測されます。

妊産婦死亡

妊産婦死亡とは,妊娠中または妊娠終了後満42日未満の女性の死亡で,妊娠の期間および部位には関係しないが、妊娠もしくはその管理に関連した、あるいはそれらによって悪化したすべ ての原因によるものをいいます。ただし、不慮または偶発の原因による死亡は含まれません。
1917年(平成29年)の妊産婦死亡数は33人です。
妊産婦死亡の原因は、分娩時大量出血、脳出血、羊水塞栓症、肺血栓塞栓症です。

周産期死亡

周産期死亡とは、妊娠満22週以後の死産と生後1週未満の早期新生児死亡を合わせたものをいいます。
1917年(平成29年)の周産期死亡数は3308人(周産期死亡率は3.5)で、妊娠満22週以後の死産数は2683人、早期新生児死亡数の625人です。
周産期死亡の児側の原因としては、周産期に発生した病態、先天奇形や変形及び染色体異常などです。
母体側の原因としては、周産期に特異的な呼吸障害及び心血管障害、周産期に特異的な感染症などです。

死産

死産とは、妊娠満12週以後における死児の出産のことをいい、自然死産と人工死産に分けられます。
1917年(平成29年)の死産数は20358人です。内訳は、自然死産数が9738人、人工死産数が10620人です。

スポンサーリンク