妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
スポンサーリンク

妊娠中のこむらがえり

こむらがえりは、医学的には有痛性筋痙攣、筋クランプといい、健康な人でも睡眠中や激しい運動の際におこることがあります。
こむらがえりは、ふくらはぎ(腓腹筋)によく生じ、こむら(腓)の名称が使用されています。
通常は痛みをともない、筋肉は硬く持続的に収縮し、触ってみると硬く触れます。おそらく、ほとんどの人が経験したことがあるものです。とくに激しい運動の際や水泳中、あるいは睡眠中などに経験したことがあり、妊婦さんも3人に1人が経験するといわれています。

妊娠中のこむらがえりの原因

健康な人にみられるこむらがえりの原因はまだはっきりとわかっています。
妊婦に関しては、大きくなった子宮により身体の重心の変化がおき、それに伴い無理な姿勢をとることで筋肉が疲労することでおこると考えられています。
また、足が冷えたりして血液循環が悪化したり、カルシウム不足によって起こるとも考えられています。しかし、なかには病気が原因となるものもあるため注意が必要です。

妊娠中のこむらがえりの症状を悪化させる因子

下肢のけいれんやこむらがえりの 症状の悪化に影響するものには次のことがあげれます。

  • カルシウムの不足
  • ビタミンBの不足
  • リン酸の過剰摂取
  • 下肢の疲労
  • 休息の不足
  • 睡眠不足

こむらがえり(下肢のけいれん)が起こったときの対処法

こむらがえりの対処法は、ゆっくり、強く、伸展させるが原則です。
具体的には、ふくらはぎにこむらがえりがおこしたときには、膝を軽く曲げた状態でゆっくりと足関節の背屈を行いましょう。
太ももの大腿二頭筋であれば、仰向けに横になり、お腹が大きくて苦しいようであれば軽く横を向きになり、下肢をゆっくり伸展させましょう。

こむらがえりの予防法

妊娠中のこむらがえりに対して以下のような工夫をおこないましょう。

  • 下肢のストレッチをおこないましょう。
  • 筋肉のマッサージをおこないましょう。
  • ビタミンB群を含む食品やサプリメントを摂取しましょう。
  • 足湯などで血行をよくしましょう。
  • 日ごろから適度な運動を心がけましょう。
  • 下肢を冷やさないよう注意しましょう。
  • 疲れすぎないよう注意しましょう。

気をつけて!

一般的なこむらがえりはとくに問題がないものがほとんどですが、なかには病気が原因となっているものがあります。頻繁に起こるようであれば注意しましょう。

スポンサーリンク