妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
スポンサーリンク

妊娠2か月の過ごし方

妊娠の自覚だけでは、妊娠の診断はできません。
病院で検査を受け、以下の項目で妊娠の診断が下されます。

妊娠検査薬(免疫学的妊娠反応)の陽性化(hCGの検出)

妊娠の可能性がある女性の尿を採取し、試薬を用いて尿中のhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)を検出することができれば妊娠の診断ができます。
hCGは受精卵の絨毛細胞から分泌され、着床周辺期の黄体期能を助けるホルモンで血中、尿中に移行します。
尿中hCG検出試薬、すなわち妊娠検査薬は簡便で短期間に安全かつ正確に判断できるように開発されて来ました。
試験薬の種類によって若干異なりますが、排卵後15日前後(予定月経開始日前後)で検出可能となっており、その時期に陽性を確認することで妊娠の判定ができます。
しかし、hCG産生腫瘍や絨毛疾患でも陽性化するため、それらの鑑別が必要であり、確定診断とはなりえません。

超音波検査で胎嚢・胎児心拍動・胎児心拍音の確認

超音波検査は母体や胎児への侵襲がなく、妊娠時の画像診断の第一選択で超音波断層法、超音波ドプラ法、3次元超音波などがあります。
プローブとよばれる探蝕子を当てる部位により、経膣法と経腹法にわけられます。
プローブを膣内に挿入する経膣法は、主に妊娠初期の子宮が骨盤内におさまっている時期に用いられます。
プローブをお腹の上に当て診断を行う経腹法は妊婦健康診査での検診で用いられる方法です。

胎嚢(GS)の確認

経膣法にて、子宮内に胎嚢(GS)とよばれる小さな円環状の袋が、妊娠5週以降から7週はじめまでに100%検出できます。

胎児心拍動の確認

超音波画像診断(エコー)で胎嚢(GS)の中の胎児の心臓の動きを確認できると正常妊娠と診断されます。胎児心拍確認は、妊娠6週以7週末までに100%検出できます。

スポンサーリンク