超音波画像診断の胎児異常のチェック
胎児の超音波検査で得られた画像をもとに胎児の異常の有無をチェックがおこなわれます。
頭部の画像
胎児の超音波検査で胎児の頭部画像をもとに以下のような異常の有無をチェックがおこなわれます。
- 頭蓋骨の中が左右対称かどうか
- 側脳室の水が多く見えないか。(水頭症など)
- 頭蓋骨から外側に飛び出して見えるようなものがある。(髄膜瘤など)
胸部の画像
胎児の超音波検査で胎児の胸部画像をもとに以下のような異常の有無をチェックがおこなわれます。
- 心臓がやや左寄りにあり、極端に端に寄っていないか
- 左右の心房と心室が、バランスよく4つに分かれているか。(先天性心疾患など)
- 心臓の周りに水が貯まって黒く見える部分や異常に白く見える部分がないか。(胸水など)
腹部の画像
胎児の超音波検査で胎児の腹部画像をもとに以下のような異常の有無をチェックがおこなわれます。
- 胃が左側に見えるか
- 腹部に胃、胆嚢、血管、膀胱以外に黒く見える部分がないか
- 胃や腸が異常に拡張していないか。(十二指腸閉鎖など)
- 腹壁から内臓が飛び出していないか。(臍帯ヘルニアなど)
脊柱の画像
胎児の超音波検査で胎児の脊柱画像をもとに以下のような異常の有無をチェックがおこなわれます。
- 頭部から臀部まで、背骨が欠損なく2列に並んでみえないか。(二分脊柱など)
- 背中に瘤のような突出物がないか。(腹膜瘤など)
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