妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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妊娠9か月(妊娠32週0日~35週6日)の胎児の成長

妊娠35週の胎児は皮下脂肪がついてふっくらとしています。髪の毛も伸びて赤ちゃんらしい姿になります。大きく成長した胎児には子宮内は狭くなり、大きく動くことが難しく胎動はぐにゅうとした感じと訴えるママも多いようです。
妊娠9か月になるほとんどの機能が成熟し、胎外生活に向けて予備能力が高まる時期です。
妊娠35週ころ胎児は身長46~48㎝、体重2400~2700gくらいの大きさに成長し、4頭身となります

妊娠9か月(妊娠32週0日~35週6日)の胎児の器官の発達の様子

妊娠9か月になると胎児の発達の最終段階です。

妊娠9か月(妊娠32週0日~35週6日)の胎児の神経系の発達

交感神経と副交感神経のバランスがとれるようになり、心拍、呼吸、体温などの調節がある程度できるようになります。
視覚、聴覚、味覚、触覚、痛覚など脳幹部との結びつきや大脳皮質とのつながりもでてきます。
外からの刺激、音や明るさによって顔の表情が変わったり、体の動かしたりして快・不快を示すようになります。
妊娠9か月になると原始反の一つである把握反射がみられるようになります。

妊娠9か月(妊娠32週0日~35週6日)の胎児の血液・循環器系の発達

妊娠9か月では自律神経(交感神経と副交感神経)が発達し心拍の調節ができるようになります。
病院や妊娠経過にもよりますが、妊娠34週になると子宮収縮がない状態で胎児の心拍と胎動をモニタリングするNST(ノンストレステスト)という検査が行われます。この検査は赤ちゃんがお産に耐えられる予備能力があるかどうかの判断となる検査の一つです。問題がある場合はさらに詳しいい検査が行われます。

妊娠9か月(妊娠32週0日~35週6日)の胎児の呼吸器系の発達

妊娠34週ころには肺を膨らませる肺サーファクタント産生が十分量に達して肺の機能的も成熟しほぼ完成し、生まれるための準備は整うため早産で生まれた赤ちゃんのほとんどが自発呼吸ができ体外生活に適応することができます。

妊娠9か月(妊娠32週0日~35週6日)の胎児の消化器系の発達

妊娠9か月頃になると胃などが動くようになり新生児と同じ程度の発達がみられます。

妊娠9か月(妊娠32週0日~35週6日)の胎児の泌尿器系の発達

胎児は羊水を飲んで尿をするようになり、生まれてからの哺乳と排泄の準備がはじまります。

妊娠9か月(妊娠32週0日~35週6日)の胎児の生殖器系の発達

男の子は睾丸が下がって陰嚢の中におさまり、女の子は大陰唇が盛り上がり左右が密着してきます。

妊娠9か月(妊娠32週0日~35週6日)の胎児の目・耳・鼻・皮膚の発達

皮下脂肪は増加し、ふっくらとした赤ちゃんらしい丸みのある姿になってきます。
また、全身に生えていた胎毛は薄くなり、皮膚のしわも消え、ハリがでてつやのあるピンク色になってきます。
髪の毛も生えそろい、爪も伸びてきます。

妊娠9か月(妊娠32週0日~35週6日)の胎盤と羊水

羊水量は徐々に減少していきます。
分娩が始まる前に破水が起こることがあり、これを前期破水といい早産の原因の一つで約5~15%で起こります。破水は感染やのリスクが高まり緊急を要しますのですぐに病院へ連絡しましょう。

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