妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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妊娠6か月(妊娠20週0日~23週6日)の胎児の成長

妊娠6か月になると身体の均整がとれ、顔立ちもはっきりしてきます。
皮膚はまだ赤みを帯び、皮下脂肪はまだ少なく、しわがよっていてまだやせています。
皮脂の分泌も盛んになり、身体の表面は胎脂と呼ばれるクリーム状の脂肪で覆われています。
羊水の量も増え、胎児の骨格や筋肉がしっかりして、活発に動くようになり、ママも胎動でびっくりすることもあります。
この頃の胎児は、羊水を飲み込んだときや何かの拍子で横隔膜のけいれんを起こし、しゃっくりが起こるようになり、ママは周期的に繰る返すピクピクという動きを感じることがあります。
妊娠22週未満の出産は流産といい、妊娠22週0日~妊娠36週6日までの出産を早産と呼び、この時期に生まれた赤ちゃんは新生児医療により生存する可能性はありますが、小さく生まれた赤ちゃんほど、重篤な障害が出現する可能性が高くなります。
妊娠23週頃の胎児は身長30~34㎝、体重600~800gの大きさに成長します。

妊娠6か月(妊娠20週0日~23週6日)の胎児の器官の発達の様子

妊娠6か月になると胎児は、外性器が完成し超音波検査で性別が判断できるようになります。
羊水の量も増え、胎児の骨格や筋肉がしっかりして活発に動くようになります。
腎臓の機能も発達し尿量が増加し、飲み込んだ羊水中の髪の毛や胎脂などのかすを腸に便として貯めるようになります。
妊娠20週ころになるといろいろな音を聞き分けることができ聴覚が確立します。

妊娠6か月(妊娠20週0日~23週6日)の胎児の神経系の発達

妊娠20週ころから大脳皮質のしわが増え、感覚器官や中枢神経系の大部分がこの時期に形成されます。

妊娠6か月(妊娠20週0日~23週6日)の胎児の循環器系の発達

妊娠20週以降の胎児では、心拍数は自律神経系の影響を受け、細かな変動(細変動)がみられるようになります。
このころから骨髄で血球を作り始めます。

妊娠6か月(妊娠20週0日~23週6日)の胎児の呼吸器系の発達

この時期になると肺胞管から肺胞が形成され、肺呼吸が可能な機能構造をとるようになります。

妊娠6か月(妊娠20週0日~23週6日)の胎児の消化器系の発達

妊娠6か月になると胎児の内臓の働きは活発になり、羊水を飲み込み、小腸でろ過し、吸収します。また、飲み込んだ羊水中の髪の毛や胎脂などのかすを腸に便として貯めるようになります。

妊娠6か月(妊娠20週0日~23週6日)の胎児の泌尿器系の発達

胎児は、羊水を飲み、腎臓でろ過し尿をとして排泄します。
外性器は完成し超音波検査(エコー検査)で性別が判定できます。また、男の子は精巣、女の子は卵巣ができてホルモンを分泌しはじめます。

妊娠6か月(妊娠20週0日~23週6日)の胎児の目・耳・鼻・皮膚の発達

胎児の聴覚はかなり発達し、ママの声以外の音も聞こえるようになり、妊娠20週ころに聴覚が確立します。
体はまだ細くシワシワですが皮下脂肪もだいぶ増え、皮脂の分泌も盛んになり、体の表面は胎脂と呼ばれるクリーム状の脂肪で覆われていて、この胎脂は胎児の皮膚を保護する役割を持っています。まつ毛や眉毛も生えときどきまぶたを開けたり閉じたりするようになります。

妊娠6か月(妊娠20週0日~23週6日)の胎盤と羊水

妊娠19~25週ころは1週間に50~60mlの割合で羊水は増加し、胎児はますます活発にそして自由に動くようになります。

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