妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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妊娠4か月(妊娠12週0日~15週6日)の胎児の成長

妊娠中期に入ると妊娠初期に形成された器官ができあがる時期です。
妊娠4か月になると胎児の皮膚に産毛が生え皮膚は赤色が増し、皮下脂肪が少しずつ付き始め、少しふっくらとしてきます。
妊娠4か月の胎児の成長の特徴は身長の伸びが著しく、妊娠15週頃に胎盤が完成すると胎児の成長は日に日に加速します。
超音波検査で赤ちゃんが指しゃぶりやあくびをする様子、胎児が口をパクパクして呼吸の練習する様子を見ることもあります。
羊水も増え、赤ちゃんは活発に動くようになり、羊水の中でキックしたり、手足を伸ばし元気に動いています。しかし、ママが胎動として感じるのはもう少し先になります。
妊娠15週の胎児は身長は15~18㎝、体重90~150gくらいの大きさに成長します。

妊娠4か月(妊娠12週0日~15週6日)の胎児の器官の発達の様子

妊娠4か月には胎児の主要な器官は形成され、さらに発育、発達していきます。
胎児の骨や筋肉の発達して活発に動くようになります。さらに胎盤が完成し胎児はぐーんと大きくなります。
顔の輪郭もはっきりし、眉毛とまつ毛が生え始め、目や鼻のつくりも細かくなってきます。
性器も発達し、妊娠4か月末の頃にはうまくいけば男の子か女の子か確認できるかもしれません。

妊娠4か月(妊娠12週0日~15週6日)の胎児の神経系の発達

胎児の頭はピンポン玉くらいの大きさになり、脳も急速に発達しはじめます。
まだ脳の表面にはしわはありませんが大脳、中脳、小脳、脊髄の形態が形成され、記憶をつかさどる海馬が形成されはじめます。
妊娠12週から胎児は嚥下運動や呼吸様運動が始まり、活発に四肢および体幹を動かすようになります。
妊娠14週ころには口唇への刺激に反応して口を閉じたい、足の裏を刺激すると足の指を動かす反射を超音波画像検査で確認することができるようになります。

妊娠4か月(妊娠12週0日~15週6日)の胎児の循環器系の発達

妊娠3か月末に心房は左右の心房に分かれ、左心室、右心室、左心房、右心房が形成されています。
その後心臓内部に弁や中隔が形成されることにより2心房2心室を有する心臓が形成され、妊娠4か月になると心臓は完成し、さらに機能が発達していきます。
妊娠15週末には胎盤が完成し、胎児循環もほぼ完成します。

妊娠4か月(妊娠12週0日~15週6日)の胎児の消化器系の発達

胎児の胃や腸、肝臓などの消化器はほとんど完成しますが機能が整うにはまだ時間が必要です。
胎児は妊娠12週ころになると飲み込んだ羊水から水分を吸収し、吸収されなかった成分を下部消化管に送るようになります。
胎児の小腸は妊娠11週ころには蠕動をはじめ糖の輸送能も備わっています。

妊娠4か月(妊娠12週0日~15週6日)の胎児の目・耳・鼻・皮膚の発達

胎児の皮膚は厚みを増し、透明な赤色から不透明になり顔にはうっすら産毛が生え始めます。
いちばん原始的な感覚である心地よいという感情を胎児が感じ始めることがわかっています。

妊娠4か月(妊娠12週0日~15週6日)の胎盤と羊水

妊娠12週からエストロゲンとプロゲステロンのほとんど胎盤で産生されるようになり、妊娠15~16週には胎盤が完成します。

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