妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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妊娠10か月(妊娠36週0日~)の母体の変化

妊娠10か月(妊娠36週0日~)は妊娠日数252日から279日です。妊娠37週0日から正期産に入ります。
妊娠10か月に入り、お産が近づくと赤ちゃんが骨盤の中に下がって来ます。
赤ちゃんの準備は整い、ママの体もお産に向けて変化します。子宮の入り口や柔らなくなり、おなかの張りも頻発するようになります。

子宮の変化

子宮底長の長さは31~35㎝となり、妊娠9か月よりも下がり、お臍とみぞおちの中間に子宮底を触れます。
子宮の入り口は、出産に備え柔らかく、伸びも良い状態となります。
また、子宮の入り口が少しずつ開き始めると子宮口付近の卵膜が少しはがれ、粘膜の混じった血液が少量みられることがあります。これが産徴(おしるし)と呼ばれるものです。
産徴と異常の出血との判断に迷った場合は病院へ連絡して相談してください。

不快症状が軽減します

赤ちゃんが骨盤の方へ下がり始めるとそれまであった子宮に圧迫による深いな症状が徐々に軽くなってきます。

胃がすっきりします

大きくなった子宮で圧迫されていた胃が子宮が徐々に下がることですっきりし、たくさん食べることができるようになってきます。
この時期に急激に体重が増えるママも意外と多く、脂肪が産道に付くと難産の原因となります。
また、急激な体重増加で妊娠線が一気に出るママもいます。

動悸や息切れが軽くなります

お産が近づき赤ちゃんが骨盤の方へ下がると子宮による横隔膜や心臓の圧迫がとれ、動悸が息切れなどの症状が軽くなります。

お産の兆候がみられます

お産の始まりは様々ですが、一般的にはおしるし(産徴)、分娩陣痛、破水の3つの症状が分娩のはじまりの合図だといわれています。

規則的なお腹の張り

産が近づくとおなかの張りはさらに頻回になってきます。
おなかの張りや痛みを10分毎以内に規則的に感じ1時間に6回以上感じれば分娩陣痛で分娩の始まりです。
病院へ連絡し、入院の時期などについて主治医や助産師などに詳しい指導を受けてください。

破水が起こる

赤ちゃんが下がり、ホルモンの作用で産道が柔らなくなり、骨盤も広がりお産の準備が整い、いつ破水が起こってもおかしくありません。
破水は、卵膜が破れ羊水が流出する状態をいい、通常は胎児が娩出される直前に起こりますが分娩開始前に破水が起こることもあり、これをを前期破水といい、分娩開始から子宮口全開大までに起こることを早期破水といいます。
妊娠37週以降の前期破水の約90%が24時間以内に陣痛が始まるといわれています。
破水かどうかの判断は意外と難しく、おりものと勘違いしたり、破水しても羊水の量が少なくすぐに止まってしまい破水とわからない場合もあり注意が必要です。
破水したということは外界とつながったということで細菌などが侵入し感染する可能性があるためおかしいと思ったり、はっきりしない場合は病院へ連絡し受診しましょう。

おしるしがある

おしるし(産徴)とは、お産が近づき子宮口が開くと卵膜が子宮内壁からはがれ粘液に血液が混じった茶褐色からピンク色のおりものをいいます。
すぐにお産が始まるというものではありませが、分娩陣痛や破水が引き続き起こる場合もありますので注意しましょう。

頻尿になります

赤ちゃんが下がり膀胱が圧迫されトイレが近く、頻尿になります。

恥骨に痛みを感じる

赤ちゃんが骨盤の中に入ると恥骨に痛みを感じることがあります。

胎動が鈍くなります

赤ちゃんが骨盤の中に入ると大きく動くことができなくなり、ママは胎動をあまり感じなくなります。だだし、胎動がなくなることはありません。

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