妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
スポンサーリンク

妊娠7か月(妊娠24週0日~27週6日)の母体の変化

妊娠7か月(妊娠24週0日~27週6日)は妊娠日数168日から195日です。
妊娠7か月になるとお腹は一段と大きく重くなってきます。
大きくなった子宮で消化器が圧迫されたり、反身は強くなったり、骨盤の関節は緩み強くなったりすることでさまざまな不快な症状が起こってきます。

子宮の変化

妊娠中期以降、子宮は縦長の卵型になってきます。
子宮の大きさはさらに大きくなり、子宮底長は20~25㎝の長さになり、お臍の上方4~5㎝で触れることができます。

腰痛を訴えるママが増えます

大きくなった子宮により反身の姿勢はさらに強くなり、背中の筋肉への負荷が増し腰痛や背部痛を訴える妊婦さんが増えてきます。
ホルモンの影響で骨盤の関節や靱帯などが緩み、骨盤や背骨がずれたり、脊柱を支える組織の機能が低下しそれまで腰痛をなかった人も痛みを感じるようになります。
また、大きくなった子宮を支えている靭帯や筋肉は伸展されお腹が突っ張った感じがしたり、わき腹に痛みを感じることがあります。

仰向けに眠れない

子宮が大きくなり、仰向けで寝るのが辛くなってきます。
妊婦さんが、仰臥位を取り続けると大きくなた子宮で下大静脈を圧迫し、その結果心臓へ戻る血液量が減少し、同時に心臓から送り出される血液も減少するため低血圧を起こします。
その結果、頻脈、吐き気、おう吐、冷汗、呼吸困難などさまざまな症状がみられます。これが仰臥位低血圧症候群といわれるものです。
左を下にした横向きの姿勢や抱き枕などを使って楽な姿勢をとるようにしましょう。

妊娠線ができてきます

妊娠すると急激な勢いでお腹や胸が大きくなります。また、皮下脂肪が体全体についてきて皮膚は引き伸ばされ、皮下組織が断裂し妊娠線ができます。
妊娠線はできたての頃は赤紫色で、時間の経過とともに白っぽくなってきます。
一度できてしまった妊娠線は産後目立たなくはなりますが決して消えることはありませんからケアをしましょう。

色素沈着が強くなってきます

妊娠するとエストロゲン、プロゲステロンが増加し、これらのホルモンははメラニン色素細胞を生成するメラノサイトを活性化させメラニン色素が増え、色素沈着が起こりやすくなります。
特に乳頭・乳輪・外陰・脇の下などに色素沈着がおこります。

スポンサーリンク