妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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妊娠による骨の変化

ヒトは大小さまざまな形をした約200個の骨により骨格を形成しています。
骨格は人体を形づくる基礎で体を支え、臓器を保護する役割を担っています。
妊娠による重心の変化により姿勢は変化し、またホルモンの作用により脊柱、骨盤などが骨格系の変化します。

妊娠に伴う脊柱の変化

妊娠が進み、子宮が大きくなるにつれて下腹部が前方に突出し重心が体の前方に移動し、直立および歩行時の姿勢が変化します。
直立時にはバランスをとるために腰椎はまっすぐに近くなり、頚椎もまっすぐになり、頭を軽もたげて前方に移動し、両肩を後方に引く姿勢となり、骨盤傾斜角は減少します。
さらに、妊娠に伴うホルモンの増加により、靭帯やそれを支える組織、筋肉は柔軟となりゆるむため、骨盤や背骨がずれたり、脊柱を支える組織の機能が低下し痛みを感じるようになります。
それに加え、妊娠中はどうしても運動不足になりがちで筋肉が衰え、正しい姿勢を保つことができなくなり腰痛を招くことになります。

妊娠に伴う骨盤の変化

妊娠中からエストロゲンやプロゲステロン、リラキシンの作用により靭帯や恥骨結合が弛緩し骨盤の可動性が増します。
その結果、骨盤が不安定となり骨盤性の腰痛が発症することがあります。

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