妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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妊娠による膣・外陰の変化

膣も外陰も妊娠に伴い色素沈着が著明となり、潤軟化します。
また膣内は強い酸性(pH4前後)となり、このことで細菌感染を防ぐことができいます。

妊娠による膣の変化

膣は妊娠の進行とともに膣粘膜の毛細血管が拡張し、筋組織が肥大し、結合組織が軟化します。この変化により分娩時に膣は十分に伸展することができます。
また、エストロゲン(卵胞ホルモン)の影響で子宮頚管粘液の分泌が増加し、膣分泌物は増加し、おりもの(帯下)は増加します。
膣上皮のグリコーゲン含有量が増加するため、膣常在菌のデーデル桿菌の乳酸産生が促進され膣内は強い酸性(pH4前後)となり、このことで細菌感染を防ぐことができます。

妊娠による外陰の変化

妊娠中、大陰唇、小陰唇ともに肥大し、色素沈着が著明となり、皮脂腺や汗腺の働きが活発になり、外陰は湿り気を帯び、潤軟化します。
子宮の増大により下大静脈が圧迫され、静脈圧が上昇し、その結果、外陰の皮下静脈が怒張し静脈瘤が発生することがあります。

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