妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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妊娠による卵巣・卵管の変化

卵管は、子宮底の左右の両端から出る細い管状の器官で卵巣内で成熟した卵胞が破裂し、その中にある卵子が腹腔内に排卵された卵子は卵管采に吸い取られ卵管膨大部へと進んでいき精子と出会い受精します。
受精した受精卵は3日間は卵管腔の中で分割を繰り返し肺胞となって、受精後4日目に卵管から子宮腔に移動し、受精後7日目に肥厚した子宮内膜に着床します。

妊娠による卵巣の変化

卵巣からは約1か月に1回、左右片方から1個の卵が排卵され、排卵が起これば卵巣内に黄体が形成されます。
排卵後、妊娠が成立すると卵巣は血管の肥大や細胞の増殖などにより妊娠前より大きくなり、絨毛から分泌されるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)により黄体は退縮せずに妊娠黄体となり妊娠6~7週頃まで卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)を産生しますが、それ以降は黄体は退化し、分娩後は白体となります。
卵胞の発育は妊娠黄体と胎盤からの黄体ホルモンの影響で抑制され排卵も抑制されます。

妊娠による卵管の変化

卵管は妊娠の進行とともにその全長が伸び、子宮底の上昇に伴ってその位置は骨盤腔内を上昇していきます。また、子宮を支えている靭帯なども子宮の増大とともに肥大、延長します。

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