妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
スポンサーリンク

妊娠による子宮の変化

子宮は膀胱と直腸の間にある西洋ナシが倒立した形の器官で赤ちゃんを育てる重要な器官で赤ちゃんの発育にともなって大きく変化します。
妊娠前、子宮の長さ約8㎝、幅約4㎝、厚さ約3㎝、重さ50gだったものが妊娠後期には長さは5倍の約36㎝、重さは15倍の約1㎏となります。

妊娠による子宮体部の変化

妊娠初期の子宮体部の増大は一様ではなく、受精卵の着床部位が柔らなく、膨隆します。この兆候は妊娠2~3か月頃が顕著です。
その後、子宮体部は柔らなく増大し妊娠12週には手拳大となり恥骨の上に子宮を触れることができるようになります。
その後も子宮体部は増大し、妊娠16週には子どもの頭ほどの大きさの球状になり、妊娠22~24週頃にはお臍の高さに達します。大きくなった子宮が胃や肺、心臓を圧迫していましたが妊娠36週以降になうと赤ちゃんが下降し圧迫が軽減し楽になってきます。
妊娠してから子宮はときどき収縮を起こすようになりますが、妊娠が進むとその回数は増え妊娠28週以降は収縮はより明確になってきます。
胎児や羊水、胎盤などの発育によって増殖、肥大し妊娠後期には約1000g、子宮腔容積は4000~5000ml、子宮腔長は約36㎝となります。
子宮壁の厚さは、妊娠後期には伸展し約1㎝と薄くなります。

妊娠にともなう子宮頸部の変化

子宮頸部は子宮体部より遅れて軟化し、妊娠後期にはマシュマロの様に柔らかくなります。また、子宮頸管粘膜はやや肥厚し、子宮頸管腺は多量の粘液を分泌して頸管を満たします。
分娩が近づくと頸管粘液と頸管内膜が剥がれ血性の分泌物、産徴がみられます。

スポンサーリンク