女性の生殖器とは

女性の生殖器は、内性器と外性器に分かれています。
内性器は骨盤内にあり、外から直接見えない部分をいいます。
内性器は、膣、子宮、卵巣、卵管、それと子宮を支えている支持組織からなり、卵巣と卵管をあわせて付属器といいます。
内性器は、女性ホルモンなどの分泌や妊娠・出産などに関わる大切な役割を担っています。
外性器は外から見える部分をいい、恥丘、大陰唇、小陰唇、膣前庭、会陰からなります。
また、膣前庭には、陰核、外尿道口、膣口などがあります。

遺伝子の性は受精時の性染色体で決まりますが、性腺の性の決定は少し先になります。
受精後、6～7週は男女の性差はなく、性差が発生してくるのは胎生12週ころからです。性腺は本来、女性になるものでY染色体の影響を受けたもののみが男性となります。
外性器の形による男女の区別を第一次性徴といい、視床下部ー下垂体ー生殖腺の内分泌の機能が再活発化する8～9歳頃になると第二次性徴がみられます。