妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
スポンサーリンク

妊娠中のビタミンE摂取

ビタミンEは、ラットの不妊の研究で発見されたビタミンで化学名をトコフェロールといい、語源はギリシャ語で「子どもを授かる物質」」という意味があります。
ビタミンEは脂溶性ビタミンの1つで、抗酸化ビタミンといわれ。

ビタミンEのはたらき

ビタミンEは生理作用は大きく分けると抗酸化作用と細胞膜の安定の2つがあります。
ビタミンEは、細胞膜に存在し、ビタミンE自体が酸化されることによって不飽和脂肪酸の酸化の連鎖を食い止め、細胞の老化を防ぐ強い抗酸化作用を示します。
ビタミンEは、抗酸化作用を介して、細胞膜に結びついて構造的に安定させる働きがあります。

ビタミンEの摂取状況

2019 (令和元) 年の国民健康・栄養調査では女性のビタミンE平均摂取量は6.5mg/日で、食事摂取基準に定められた食事摂取基準の目安量を下回っています。

妊娠期のビタミンEの付加量

「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では18~29歳女性のビタミンDの目安量は5.0mg/日、30~49歳女性は5.5mg/日なっています。
妊婦では6.5mg/日、授乳婦では7.0mg/日となっています。

妊婦のビタミンEの過剰摂取

ビタミンEは、便として排出されるため比較的体内に蓄積されにくく、通常の食事の範囲では過剰症はほとんど起こりません。
ただし、サプリメントなどで過剰摂取すると血液凝固が妨げられることがあるため注意が必要です。

妊婦のビタミンEの不足

ビタミンEが不足すると活性酸素が増え、不飽和脂肪酸が酸化し過酸化脂肪が増え、細胞の老化が進み、動脈硬化など多くの生活習慣病のリスクが高かくなったり、血行不良などにより皮膚においてもシミやしわなどの症状がみられたり、しびれ・知覚異常などの神経症状、筋肉の萎縮などがみられます。

スポンサーリンク