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赤血球恒数・血液一般検査

一般検査は、日常診療における基本的な検査の一つで妊婦健康診査において行われ、検査項目として赤血球恒数(MCV、MCH、MCHC)が含まれています。

赤血球恒数とは

赤血球恒数とは、貧血の原因を調べるための検査の一つでMCV(平均赤血球容積),MCH(平均赤血球ヘモグロビン量),MCHC(平均赤血球ヘモグロビン濃度)の3データ(赤血球恒数)が計算されます。

平均赤血球容積(MCV)

平均赤血球容積とは、赤血球の1個あたりの容積の平均値です。赤血球の大きさの判断に役立つ指数です。
平均赤血球容積は、妊娠初期より増加して妊娠第6か月にピークをしめし、妊娠後期に向けて減少します。

  • 非妊時:88~98.7fl
  • 妊娠後期:83.2~94.6fl

平均赤血球色素量(MCH)

平均赤血球色素量(MCH)とは、一定量の中の血色素量を赤血球数で割ったもので、赤血球の1個あたりのヘモグロビン量の平均値です。
平均赤血球色素量は、妊娠初期より増加して妊娠第6か月にピークをしめし、妊娠後期に向けて減少します。

  • 非妊時:29~35pg
  • 妊娠後期(妊娠28~妊娠41週):27.3~31.9pg

平均赤血球色素濃度(MCHC)

平均赤血球色素濃度(MCHC)とは、個々の赤血球の容積に対する血色素量の比を%で表したもので血色素濃度の高低、すなわち低色素性、高色素性の程度を示します。

  • 非妊時:31~36%
  • 妊娠後期(妊娠28~妊娠41週):32~34.6.%
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